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【杉並区】9/7(土)〜 8(日)は「荻窪白山神社」の秋季例大祭。女神輿にトライしてみては!?

酔街草エディター・ライター(東京都杉並区)

御祭神が伊邪那美命(いざなみのみこと)という由緒ゆえに、”荻窪の姫神さま”として古くから篤く信仰されてきた「荻窪白山神社」。

JR荻窪駅西口の北側に出て、その名も「白山通り」を西荻窪方面に5分ほど歩くと、ビルの脇から「一の鳥居」が忽然と現われる。

文明年間(1469-1486年)に上杉顕定(うえすぎ・あきさだ)の家臣、中田加賀守(なかだ・かがのかみ)が、加賀の白山比咩(しらやまひめ)神社より屋敷内に分神を祀ったのが、この白山神社の始まりとされている。

言い伝えによれば、中田加賀守の弟がひどい歯痛で困っていると、ある晩、「社前に生えている萩(はぎ)の枝を箸にして食事をすれば、歯痛が治る」と神のお告げがあり、それに従ったところ歯痛は回復。以降、「白山神社」は歯痛が治る神が宿るとして人々の信仰を集め、萩の箸を奉納する風習が生まれたと言う。

昭和42年(1967年)の社殿改築の際には、長押(なげし)から萩の箸が大量に出てきて氏子たちを驚かせたというエピソードも残っているそうだ。

毎年、9月7日と8日に開催される「秋季例大祭」では、500kg以上もある本社神輿が半日かけて氏子区域を巡幸し、後半からは大勢の女性の担ぎ手が出揃う女神輿との共演となるのが恒例。

男女問わず、初心者でも神輿担ぎに参加可能とのこと。とくに女神輿を担ぐ機会は滅多に無いと思うので、是非、参加してみてはいかがだろう。

昨年の女神輿の様子。(写真は「杉並区民ニュース」@tanakaasakoより)
昨年の女神輿の様子。(写真は「杉並区民ニュース」@tanakaasakoより)

境内が華やかな雰囲気に包まれる。
境内が華やかな雰囲気に包まれる。

昨年の本社神輿の巡幸風景。
昨年の本社神輿の巡幸風景。

普段は静かな参道への入り口付近。
普段は静かな参道への入り口付近。

祭りの参道では数々の露店が賑わいを見せる。
祭りの参道では数々の露店が賑わいを見せる。

実は猫に優しい神社でもあるのだ。
実は猫に優しい神社でもあるのだ。

荻窪白山神社秋季例大祭 

開催日:2024年9月7日(土)、8日(日)

住所:杉並区上荻1ー21−7


電話:03-3398-0517

日程など詳細についてはこちら

御神輿担ぎ手募集!

本社神輿と女神輿の担ぎ手募集(エントリーフォーム)についてはこちら

神輿を観るだけでも良し、担いで参加するも良し。

それぞれの楽しみ方で荻窪の秋祭りを楽しんでみてほしい。

エディター・ライター(東京都杉並区)

中央線沿線の街並みとお酒をこよなく愛する、元・雑誌編集者です。長年に渡って杉並区の荻窪に在住。居酒屋、グルメに関する話題・スポットをはじめ、季節のイベントなどを中心に、皆さんの役に立つ情報を発信して行きます。

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