【低カルシウム血症とは】ー副甲状腺機能低下症・ビタミンD欠乏症・腎疾患ー
ご覧いただきありがとうございます。
おがちゃん先生です!
今回は「低カルシウム血症」について解説していきます。
まずは、カルシウムについて!
カルシウムは、筋肉の収縮や血液の凝固(出血をしたときに血を止めること)などにも必要で、体にとても大切なものです。
そしてカルシウムの貯蔵庫のような役割があるのが「骨」です。
骨や歯には全カルシウム量の約99%が含まれていて、
血液中のカルシウムが少なくなると、骨から貰ってきます。
では、本題!!
基本的に、血液中のカルシウム濃度は一定に保たれています。
しかし、何かしらの影響で、
異常にカルシウム濃度が低くなってしまった状態を「低カルシウム血症」といいます。
低カルシウム血症となると、しびれや痙攣などの症状がみられます。
低カルシウム血症の原因は以下のようなことが考えられます。
・副甲状腺機能低下症
副甲状腺から分泌されるホルモン(パラソルモン)は、
破骨細胞を活性化させて、血液中のカルシウム濃度を上昇させる働きをします。
なので副甲状腺ホルモンの分泌が低下すると、血液中のカルシウム濃度が低くなってしまう。
・ビタミンDの欠乏
ビタミンDは、カルシウムの吸収に大切な栄養素です。
しかし日光不足や摂取不足によって、
ビタミンDの欠乏症になると、カルシウムの吸収も低下してしまう。
・腎疾患
腎臓は尿をつくる役割があります。
本来、体に必要と判断したものは排泄せず、不必要と判断したものは尿として排泄します。
しかし、腎臓の機能が低下してしまうと、尿をつくる過程で、
ちゃんと区別ができず、カルシウムが排泄され過ぎてしまうことで、低カルシウム血症に繋がる。
他にも先天性の異常や、薬剤などが関係する場合もあります。
逆に、血中カルシウム濃度が高くなり過ぎている状態を、
「高カルシウム血症」といいます。
「高カルシウム血症」はまた別の記事で紹介していこうと思います。
参考になれば幸いです(^^)
ではではっ
また次回の投稿で(@^^)/~~~
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