「尿酸値が高い」と腎臓が悪くなる?-尿酸値と腎臓の意外な関係とは!
ご覧頂きありがとうございます。
おがちゃん先生です。
今回は「尿酸値」と「腎臓」の関係を解説していきます。
今回の目次
- 尿酸値とは?
- 尿酸値と腎臓の関係
- 尿酸値を上げないための生活習慣
- 最後に(ここも大切!)
[1]尿酸値とは?
尿酸値とは、血液中にどれくらいの「尿酸」があるのかを表した値です。
尿酸は「プリン体」が分解されることで産生されます。
尿酸値が高くなる原因は大きく下の3つに分けられます。
- ①プリン体の多く含む物を摂り過ぎ
- ②体内のプリン体の分解が促進
- ③尿酸の排泄量が低下
尿酸値が高いと、尿酸の結晶が関節に溜まり、炎症を起こし、激しい痛みが起こることがあります(痛風)。
このようにして起こる痛みを「痛風」といいますが、実は「腎臓」に影響することもあります。
[2]尿酸値と腎臓の関係
尿酸値が高い状態が続くと、尿酸の結晶(尿酸塩結晶)が腎臓に溜まってしまうことがあります。
これにより腎臓が障害されてしまうことを「痛風腎」といいます。
この状態では、尿路結石ができやすいです。
また、血尿・蛋白尿・むくみ・食欲不振・吐き気などが起こることもあります。
尿路結石ができると、これもまた腎臓を悪くしてしまうことがあります。
[3]尿酸値を上げないための生活習慣
尿酸値を上げないために「適度な運動」が大切ですが、既に尿酸値が高い方の場合「激しい運動」は痛風の症状が出やすくなるので注意しましょう。
他にも下のようなことを意識してみると良いです。
- アルコールを摂りすぎない…アルコールはプリン体を多く含むものが多いだけではなく、体内のプリン体の分解を促進する
- お肉を食べ過ぎない(食事はバランスよく)
- 野菜や海藻類をしっかり摂る…アルカリ性食品を摂ることで、尿酸の排泄を促進する
- 水分補給はこまめに…脱水の状態だと尿酸値が高くなる
- ストレス解消…ストレスの蓄積は尿酸値を高くする
また、尿酸の排泄に重要な「腎臓」を健康に保つことも大切なので、高血圧や高血糖にも注意しましょう。
[4]最後に(ここも大切!)
尿酸は、女性ホルモン(エスロトゲン)の作用によって分泌が促進されます。
そのため、女性ホルモンの少ない男性の方が痛風になりやすいイメージがありますよね。
しかし、更年期以降では女性ホルモンの分泌が低下していきます。
これにより尿酸値が高くなりやすいので、[3]で紹介したような生活習慣をより心がけましょう。
最後までご覧頂きありがとうございました!