【美容ナースが解説】40代のほうれい線は頬の脂肪たるみ攻略がカギ!ほうれい線のタイプを見極めた対策を
アラフォーになってくると徐々に目立ち始めるほうれい線。なぜほうれい線ばかりが目立つのか気になりませんか?
「もともと丸顔ではないから大丈夫!ブルドック顔は丸顔の老化でしょ?」と思っていても油断は大敵!
ほうれい線につながる要因は一つではありません。
今回はほうれい線の状態に合わせた、美容クリニックで選択できる治療法について紹介します。
1.細かなしわが刻まれていてほうれい線ができている
ほうれい線上に細かなしわが生じているケース。このタイプのほうれい線は、乾燥が原因です。肌が乾燥することで、表情筋の動きによるたたみじわが刻まれやすい状態になっています。
ほうれい線だけではなく、目じりの笑いじわなども生じやすいタイプ。
乾燥によるほうれい線は若い世代でも乾燥肌であれば生じることもあります。
第一選択となる対策は保湿ケアです。
美容医療であれば光水注射や再生因子注入で保湿につながる因子をアップさせるのも有効です。
【乾燥性小じわによるほうれい線】
・保湿ケア
・光水注射
・再生因子注入
2.たたみじわとしてしっかりと線が刻まれている
乾燥によるたたみじわがクセ付いて、深いしわとして刻まれているほうれい線。
もともと乾燥気味で細かなしわだったほうれい線がつながり、表情がなくてもうっすらとしわが生じている状態です。
メイクをして時間がたつとファンデーションがしわに入り込んで目立ってしまうケースなどがあるでしょう。
ここまでくると、保湿ケアだけではお悩みが解消しないこともしばしば。皮膚に「しわ」としての谷が生じてしまっているので、谷底から盛り上げる注射としてのフォローが必要です。
【しわが刻み込まれたほうれい線】
・ヒアルロン酸注射
・プレミアムPRP
3.口周りのたるみによるほうれい線の陰りが生じている
しわが入り込んでそのあとは、いよいよほうれい線の部分に頬の脂肪により陰りが生じる段階。
頬の部分のふくらみがほうれい線部分に寄ってきて影を作り、老け見えの印象につながってしまいます。
その要因のひとつになるのが顔の土台となっている「腱鞘(けんしょう)」。
美容外科界隈では「リガメント」とよばれ、近年たるみにともなうくぼみ→ほうれい線やゴルゴラインの目立ちにつながる要素と言われています。
リガメントは顔の軟部組織を支えている柱のようなもの。加齢によりこの土台のハリが低下してくるので徐々にたるみが生じ、ほうれい線の上にほほの脂肪が被り、ほうれい線の陰りになるのです。
たるみによる陰りが生じているなら、その要因となる頬の脂肪を取ったり、生じているたるみを元の位置に戻すことが重要です。
【たるみにより陰りが生じているほうれい線】
・メーラーファット除去
・糸リフト
4.たるみが口周りのくぼみに乗っかりほうれい線がくぼみとなっている
さらに症状が進むと、陰りが生じている部分の重みが増し、表情の変化に関係なく常にほうれい線に頬の脂肪の重みがかかることで生じる「くぼみ」となります。
たるみによる重みで常に皮膚も折りたたまれ、しわと脂肪層のかぶりが生じます。いわゆる「ブルドック顔」の状態。
ブルドック顔であれば注射や糸リフトでは対応が困難になるでしょう。
症状が軽ければメーラーファット除去+糸リフトなどで対応が可能なケースもありますが、根本から解決するにはリフトアップ処置が必要になることもあります。
【たるみ・くぼみが生じているほうれい線】
・メーラーファット除去+糸リフト(軽症)
・フェイスリフト
まとめ
40代のほうれい線には、そのタイプに合わせた対策が必要です。乾燥による細かなシワから始まり、たるみによるほうれい線の陰りまで、それぞれの状態に応じた治療法があります。
そのため、ほうれい線のタイプを見極め、適切な治療法を選択することが重要です。
美容医療にはさまざまな治療法がありますが、自分の症状を見極めて賢く治療法を選択するのが、長く若見えを追求することにつながるはずですよ!