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大谷翔平選手は“犬連れ婚”? ペット連れ婚のメリットとデメリット

石井万寿美まねき猫ホスピタル院長 獣医師
「MLB@MLBのX」より

大谷翔平選手の結婚発表直後から、SNS上には『大谷ロス』という言葉が飛び交い、キーワードまで話題になっていました。

それだけ、大谷選手は唯一無二のスターなので、女性ファンにとっては大谷選手の結婚はショッキングな出来事だったようです。大谷選手はもちろん野球選手ですが、一部のファンにすればアイドルのような私の「推し」という存在なのです。

大谷選手が、2回目のMVP受賞のインタビューをうけた際に、同席していた犬・コーイケルホンディエの「デコピン」ちゃんにも注目が集まりました。

昨年秋に愛犬・デコピンちゃんを飼い始めたことを明らかにしていました。

大谷選手は、自らの意思でデコピンを迎えたといい、“犬連れ婚”だったと明かしましたと大手小町では伝えています。

今日は、犬連れ婚、猫連れ婚について考えてみましょう。

犬連れ婚 猫連れ婚のメリット

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イメージ写真写真:アフロ

結婚する前から犬や猫を飼っている人は、犬や猫がいる人生を選んでいる人が多いのではないでしょうか。犬や猫などを飼うことが幼い頃からずっと続いているので、犬や猫がいないと生活できない人もいます。

筆者の大学生の頃は、授業中に拾った子犬や子猫を抱っこして授業を受けている人が割合にいました。授業中に子犬や子猫の鳴き声がすることもそう珍しくなかったのです。そんな子犬や子猫を育て、卒業と同時に実家に連れて帰った人もいます。筆者も北海道から大阪まで連れて帰りました。

そのような生活をしている人にとっては、犬や猫がいない生活は考えにくいのです。筆者の周りには、このような人が多くいる環境なので、大谷選手が犬連れ婚をしてもそれほどびっくりしませんでした。

私の知人は、自分で結婚相手を探すときのひとつの条件として、愛犬がその人に懐くかどうかで決めた人もいます。

犬連れ婚 猫連れ婚のメリットをまとめると以下のようになります。

・犬や猫を同じように好きで会話が弾む

犬や猫が好きという共通の話題があるので、会話が盛り沢山になりやすいです。

・結婚してから、犬や猫を飼おうと思って反対されることはない

はじめから、犬や猫がいるのでペットがいる生活がずっとできやすいです。

・気まずくなったときに犬や猫が取り持ってくれる

結婚していて気まずくなっても犬や猫がそれを取り持ってくれることが多くあります。

犬連れ婚 猫連れ婚のデメリット

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イメージ写真写真:アフロ

犬連れ婚や猫連れ婚は、メリットばかりではありません。もちろんデメリットもあります。

・犬や猫が嫌いな人とは結婚がしにくい

全ての人が犬や猫を好きなわけではないです。犬や猫を連れて結婚するということは、同じ空間に犬や猫がいます。犬や猫が苦手な人とは、暮らしにくいです。

・犬や猫アレルギーの人とは結婚がしにくい

犬や猫が好きでも、犬や猫のアレルギーを持っている人は、一緒に暮らしにくいです。どれほどの犬や猫のアレルギーを持っているかによって違いますが、症状が重篤な場合は犬や猫との暮らしは命にかかわります。

・ペット可の住宅はそうじゃない住宅より高価なことが多い

犬や猫がいる場合は、ペット可の住宅に住む必要があります。ペット可の住宅は、そうじゃないところに比べて高くなります。

・ペットの世話に時間が取られる

人の子どもは、成長すれば自分のことができるようになることが多いです。一方、犬や猫はいくら成犬や成猫になったからといっても自分でフードを買いに行ったり、水を汲んだりできないのです。

そのため、犬や猫はずっと世話に時間が取られます。

まとめ

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イメージ写真写真:アフロ

飼い主が遠征に行くからといって、今日は犬の世話を誰もしないということはできません。大谷選手は、実家で犬を飼っていたので、その辺りのことはよく理解しているはずです。大谷選手はメジャーリーガーで遠征も多く、多忙なのでなかなかデコピンちゃんの世話も難しいでしょう。

デコピンちゃんは、コーイケルホンディエという中型犬で活発なので、十分な散歩も必要です。もちろんドッグトレーナーなどもいるかもしれませんが、大谷選手が留守の間は、妻がしっかり面倒を見ていることでしょう。

大谷選手が犬を飼い出した頃から、彼女の存在があったとか言われています。大谷選手は、きっと犬好きな人を選んで一緒に暮らしていることでしょう。

まねき猫ホスピタル院長 獣医師

大阪市生まれ。まねき猫ホスピタル院長、獣医師・作家。酪農学園大学大学院獣医研究科修了。大阪府守口市で開業。専門は食事療法をしながらがんの治療。その一方、新聞、雑誌で作家として活動。「動物のお医者さんになりたい(コスモヒルズ)」シリーズ「ますみ先生のにゃるほどジャーナル 動物のお医者さんの365日(青土社)」など著書多数。シニア犬と暮らしていた。

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