東京都心でゲリラ豪雨か
現在(25日午後)、東京都心で、雨が強く降っています。13時18分、東京地方に大雨、洪水警報が発表されました。このあと、夕方にかけて、東京では局地的に激しい雨が降る見込みです。
今日、正午ごろ、新宿付近で急に雨雲が発生しました。雨雲が出来るまでに、わずか15分程度、それが、1時間半程度で都心全域に広がったのです。雨雲は世代交代を繰り返しながら、広がっているので、ザーッと強く降る時間は30分程度でしょう。
そのため、急に雨が降ってきたら、慌てず、雨宿りをするなど、数10分間待っていてください。また、川の近くや、周辺より低くなっている場所には近づかないこと。
今日、こんなに雨が降る予報だったかと、首をかしげている方もいるでしょう。
たしかに、今朝(5時)の東京の天気予報では「くもりで、昼過ぎから夕方にかけて晴れ、ところにより夕方から雨」で、降水確率は30%でした。それが、昼(11時)の予報でも、「くもり、昼過ぎ晴れ、ところにより雨」で、降水確率は30%でした。
ところが、正午ごろ、新宿で雷雲が発生して、気象庁は12時に、「雨、夜くもり、多摩西部では夕方まで雷を伴い激しく降る」と、予報を訂正したのです。
もちろん、気象庁の予報をとやかく言うつもりはありません。
今日のように、上空に寒気があり、地面付近に非常に湿った空気がある、「大気の状態が不安定なとき」は、突発的に雨雲が発生するため、天気予報がとても難しいのです。
【追記】15時
東京地方の雨雲は弱まりました。午後6時ごろまでは多少、雨が残りますが、激しい雨が降る心配はなくなったようです。
これまでに、福生市北田園で、正午から午後1時までに64ミリ、杉並区久我山では、12時20分から午後1時20分までに50ミリの雨量を観測しました(東京都雨量計)。