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大雪で学校の登下校の時間が変更になると、こんなに大変!あまり知られていない先生の裏事情!

じんちゃん先生教育/子育て/学校

冬になると、大雪が降ることがあります。そのとき、学校は登下校の時間を変更することがあります。こんな時、先生はものすごく慌てます。この記事では、大雪での学級担任の慌てることについて紹介します。

登下校の時刻変更の判断を待つこと

 まず、一番の難題です。登下校の時刻変更の判断が難しいため、校長先生の判断を待つことです。なぜ、登下校の時刻変更の判断が難しいのでしょう。その理由は大きく2つあります。

 1つ目は、授業や行事や給食など大幅な変更が必要になることです。そのため、たとえ1時間変更にするにしても、困る学級や学年があるかどうかを確認します。移動教室や社会科見学などが重なってくる場合、お金も関係してくるので、丁寧に確認をしなくてはなりません。

 2つ目は、気象状況の予測が難しいことです。天気予報やレーダーなどテレビやインターネットを使います。困ったことに、雪の降るタイミングが微妙に違うのです。そのため、登校時刻を1時間遅らせればよいのか、2時間遅らせればよいのか判断が難しいのです。例えば、2時間登校時刻を遅らせても、全く雪が降らなかった場合、その2時間分の授業ができません。できなかった分の授業は、調整が必要になります。

 このような理由で、先生は登下校の変更の判断を待つことになります。そのため、「登下校の時刻変更の判断はいつごろわかるのかな。」と不安になりながら過ごしています。

保護者や児童生徒に休校や登下校の時刻の変更の連絡をする

 大雪で休校や登校時間の変更が決まったとき、先生はすぐに保護者や児童生徒に連絡をしなければなりません。学校によっては、web連絡システムなど、学校からの一斉メールを使って登下校の連絡をします。

 例えば、下校時刻を早める場合です。困ったことに、保護者がメールを確認していない場合もあります。その時は、学校から保護者へ連絡をすることもあります。この時、担任の先生は電話で保護者に連絡をします。『子どもの早退はこんなに大変!あまり知られていない先生の裏事情!』の記事でも紹介したように、こんな時に限って、保護者に連絡がつながりません。「家の鍵を持ってないから、この子は帰れないな。何とか連絡がつながって欲しいな。」そんなことを思いながら、電話をします。すごく、学級担任の先生は慌てます。

通学路や校舎の安全確認をする

 大雪で休校にならなかった場合や、登校時間が遅れた場合、先生は通学路や校舎の安全確認をしています。通学路では、そして、積雪量や凍結状況、雪崩や落雪の危険性などをチェックします。校舎では、屋根や窓、敷地内の雪の落下や崩壊の危険性などをチェックします。必要であれば、子どもが安全に登下校できるように、学校内の雪かきを全員の先生がします。この時、いろんな情報が錯綜してしまうので、先生は慌てます。

 しかも、このようにあたふたとしている時に限って、子どもが変更した時刻を間違えて学校に登校してしまうことがあるのです。保護者が学校からのメールを確認しているはずなのに、子どもが登校してくるのです。驚くとともに、先生は慌てます。時刻を間違って登校してきた子どもを一人でほっておくことができないからです。雪かきをしなければならない、保護者へ連絡の確認をしているそんな状況で、子どもの対応に先生を一人割り当てなければいけません。若干、蜂の巣を突いたような状況になります。先生は本当に慌てます。

学校行事や授業計画の見直しをする

 先生は雪かきや保護者への連絡とともに、大雪で休校になった分や、登下校の時刻が変更になった分の行事や授業計画の見直しをしなければなりません。しかも、早く決定しないと、保護者や子どもたちに連絡をすることができないからです。web連絡システム担当の先生から「〇〇先生。△△時に一斉メールを送るから、時間割の変更を教えてください。」といった連絡があります。先生は時間割を見て、「今日の分の授業をどうしよう。持ち物は何だったかな?」と心の中で確認をします。素早い対応を求められますので、かなり焦ります。

 このように、見直しをすることで、子どもの学習や成長に影響を与えないようにします。しかし、見直しには他の先生との協議や調整が必要な場合もありますまた、見直しをしても、再び大雪が降ることもあります。そのため、先生は「もう一回考えるのか・・・。」と少し寂しい思いをしながら、見直しに慌てることがあります。

まとめ

 大雪の場合は、学校の先生は保護者や子どもに休校や登校時間の変更の連絡をしたり、通学路や校舎の安全確認をしたり、学校行事や授業計画の見直しをしたりすることがあります。これらの対応は、大雪の状況によって変わることもあります。そのため、学級担任は慌てることが多いのです。大雪の時は、学級担任も大変なので、児童生徒や保護者は学校からの連絡に注意して、協力してあげてくださいね。

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