子どもの早退はこんなに大変!あまり知られていない先生の裏事情!
学校で子どもが熱を出したり、体調不良を訴えたりした場合、先生は保護者に連絡して早退をお願いすることになります。実は、このときに先生が慌てていることがあるのをご存知でしょうか?この記事では、学校の先生が子どもの早退する際に慌てていることを、以下の3つのポイントに分けて紹介します。
保護者となかなか連絡がつながらない
子どもが早退する際に、先生が慌てることは、保護者となかなか連絡がつながらないことです。「10分したら電話をしたらいいかな。」「子どもが苦しんでいるから早く連絡をしてあげたいのにな。」など、思いながら電話をし続けます。留守電機能がない場合は、保護者が電話に出ることを祈りながら、何度も電話をかけます。留守電にメッセージを入れたとしても、先生は安心できません。校長先生や副校長先生に電話が繋がらなかったことを報告し、しばらくしてからまた電話をかけます。着信が残っているはずですので、電話に出られない場合は、折り返し電話をすると先生は安心します。保護者と連絡がつかないと、先生は子どもの状態や対応に迷ってしまいます。
さらに、困ったことがあります。保護者に電話をすると、稀に「おかけになった電話番号は現在使われておりません。」と受話器から聞こえてきます。この時、先生は絶望的な気持ちになってしまいます。そして、深呼吸をして落ち着いて、「自分が番号を打ち間違えただけだ。」と心の中で念じながら、もう一度電話をかけるのです。ですから、連絡先は、変更があった場合は必ず学校に伝えてください。
保護者に連絡をする時クラスを自習にしてしまう
子どもが早退する際に、先生が慌てていることのひとつに、保護者に連絡をする時クラスの子どもたちを待たせてしまうことがあります。早退する連絡を保護者にするのはほとんどの場合、担任の先生です。授業中であれば、少しだけ自習にしてしまうこともあります。だから、できるだけ早くクラスに戻りたいのです。心配な時は、隣のクラスの先生にクラスの様子を気にかけてもらうように声をかけます。しかし、こういったときに限って、保護者に連絡するのに時間がかかってしまいます。繋がらない電話を持ちながら、クラスの児童が自習をしているか、問題を起こしていないか、心配になります。
不幸なことに、この忙しいタイミングで、クラスの子どもが喧嘩をしたり、泣いていたりする場合があります。もう先生はパニックです。子どもを「連絡をしたら、必ず話を聞くからね。」と子どもをなだめて、後ろ髪を引かれる思いをしながら、職員室の電話を目指します。
校長先生や保健室の先生を探す
子どもが熱を出したり、具合が悪くなって早退する際は、保健室の先生に相談し、校長先生に確認を取らなければなりません。決して、担任の先生が一人で判断して、早退させているのではないのです。しかし、こんな時に限って、校長先生や保健室の先生が見つからないこともあります。すると、担任の先生は、職員室に残っている先生に言伝をして、校内中を探し回ります。苦しんでいる子どもの顔を思い浮かべながら、すれ違う先生や子どもたちに「校長先生を見なかった?」など聞きながら、探すのです。
まとめ
学校の先生が児童の早退する際に慌てていることを、以下の3つのポイントに分けて紹介しました。これは、決して珍しいことでも何でもなく、日常的に繰り広げられている、ごく普通の様子です。
・ 保護者となかなか連絡がつながらない
・保護者に連絡をする時クラスを自習にしてしまう
・校長先生や保健室の先生を探す
不幸な先生は、この3つが同時発生してしまうことがあります。電話がつながって、先生が「○○さんのお家の方ですか?実は、1時間目の途中くらいから38度の熱があって・・・。」と話している背景には、こんな裏事情があるのです。