京アニに祈り捧げる「#PrayForKyoani」 応援の声やイラスト集まる
7月18日午前10時半ごろ、京都府のアニメ制作会社「京都アニメーション」(通称京アニ)の伏見区の3階建てのスタジオで、火災が起きた。報道などによると、スタジオの1階で41歳の男がガソリンのような液体をまき、火を付けたという。「死ね」などと叫んでいたという目撃情報もある他、警察官に確保される際、「パクリやがって」と叫んでいた、との報道もある。
この火災で33人の死亡が確認され、重傷者10人を含む36人が負傷した。放火事件の被害者数としては、平成以降、最悪だという。
18日のTwitterは、この話題一色に。「京アニ」や「京都アニメーション」、同社の代表作の1つである「ハルヒ」(涼宮ハルヒの憂鬱)などがトレンド上位に入り、京アニを心配する声が多数ツイートされた。
また、ハッシュタグ「#PrayForKyoani」が誕生。犠牲者を悼み、負傷者の回復を祈るツイートや、京アニを応援する投稿、同社作品のすばらしさを語るツイート、作品の2次創作イラストなど、ファンによる思いのこもったツイートが、多く投稿されている。
京アニのTwitterにも、世界中から応援のメッセージが届いている。
事件に関連し、アニメ制作に関連する個人や研究者の団体「日本アニメーション協会」は、冷静な報道を求めるコメントを発表した。「スタッフの方々が日々努力を重ねてきた京都アニメーションのこれまでの多くが、想像の範囲を超えた暴挙により失われたことは歴史と文化の破壊であり、言葉に言い表せない悔しさを感じます」などと述べた上で、事件直後からSNSで拡散された情報について、「中には正確かどうか判断の難しいものもあった」としている。