アルビレックス新潟レディースが2年連続の決勝へ。今季2冠の女王・ベレーザはなぜ敗れたのか(3)
12月23日に行われた皇后杯準決勝、日テレ・ベレーザとアルビレックス新潟レディースの一戦は、新潟Lが1-0で勝利し、2年連続決勝進出を果たした。
試合後の選手コメント(新潟L)。
アルビレックス新潟レディースが2年連続の決勝へ。今季2冠の女王・ベレーザはなぜ敗れたのか(1)(2)
【選手コメント(アルビレックス新潟レディース)】
MF 八坂芽依
ーー試合を振り返っていただけますか?
たくさんのサポーターの前で勝てたことが一番嬉しいですし、出られない選手もいる中で、自分が点を取って勝てたことが嬉しいです。すごく練習を重ねて、3人目の動きやワンツーの練習もしていたので、チームでやろうとしていたことが徹底できました。
ーー後半、押し込めた理由はなんだと思いますか?
相手はうまいですし、押し込まれて焦りもあったのですが、自分たちの形でカウンターから点を取れました。後半はしっかりこぼれ球に詰めることができ、カウンターも効いてきたので、攻撃的になれたのだと思います。
ーー右サイドで、ベレーザ選手とのマッチアップはどのような意識でプレーしましたか?
相手は日本代表の選手でもあるので、気持ちで負けたくなかったですし、そのさらに上を目指したいと思っていました。
ーー決勝に向けて、あらためてチームの良さを教えてください。
サッカーをやっていて楽しいですし、チームの雰囲気もすごく良いです。(年)上の人たちはサッカーと真剣に向き合っているので、学ぶことも多いですね。自分たちがやってきたサッカーを徹底して、ハードワークをすれば勝てると思います。
GK 福村香奈絵
ーー完封勝利となりましたが、振り返っていかがですか?
日テレ(・ベレーザ)戦で勝つ時は、無失点で抑えて勝つことがほとんどだったので、今日は「失点したら負ける」という気持ちでプレーしていました。
ーー前半、決定的な場面でシュートを止めました。どのようなことを意識していましたか?
そうですね。(ベレーザは)縦のボールの精度も良いですし、田中美南選手の1対1の勝負強さは警戒していました。あの場面は、裏に抜けてきても慌てずに、自分たちのディフェンスが追いつくのを待って、自分でも駆け引きをしました。あの場面は(左山)桃(子)さんが戻ってきてくれたので、コースも限定されて、落ち着いて止められたと思います。
ーーコーチングの面での手応えはいかがですか?
大きな歓声の中で、コーチングが届かないこともありますが、最終ラインには声が届くように意識していました。キーパーの声で守れたり、攻撃のチャンスが生まれたりすることもあるので、コーチングは意識していますね。
ーー決勝に向けての意気込みをお願いします。
どのチームが来ても勝てる準備はしているので、相手がどこでも新潟らしさを貫いて、普段通り、今日のようにプレーできれば、勝てると思います。
MF 山田頌子
ーー準決勝はどのようなことを意識して試合に入りましたか?
少ないチャンスの中でも、チャンスは絶対くるから、そこでしっかり決めようと話をしました。決勝戦も新潟のサポーターの方が来てくれると思うので、必ず勝ってみなさんと喜びを分かち合いたいです。
ーー決勝で対戦するINACの印象を教えてください。
INACは怖さがあると思いますが、チームとしては前回の勝利と今回の勝利が本当に自信になっていますし、自分たちのサッカーができれば、次も勝てると思います。
(4)【監督・選手コメント(日テレ・ベレーザ)】 に続く