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錦織圭が、リクシルのイベントで、「ミライトワ」&「ソメイティ」と初の共演!!

神仁司ITWA国際テニスライター協会メンバー、フォトジャーナリスト
マスコットの「ミライトワ」と「ソメイティ」と初共演した錦織(写真/神 仁司)

 11月23日に、東京・スポル品川大井町インドアテニスコートで、「LIXIL 2020 トークショー with 錦織圭」が開催された。

 LIXIL(リクシル)は、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の「東京2020ゴールドパートナー(住宅設備部材&水回り備品カテゴリー)」を務めているが、2017年7月から11月まで、錦織圭の公式戦の勝利数に応じて、国内スポーツ施設にシャワー製品を寄贈する「LIXIL 錦織チャレンジ スポーツ施設サポートプロジェクト」を行って、全国各地のテニススクールなどに、シャワーを寄贈した。

「自分自身が本当に気持ちよく過ごせる商品がたくさんある。シャワーを、いろいろなテニスクラブに付けてもらった。(リクシルショールーム1日館長では)お風呂だったり、自分自身も面白いなと思える商品もたくさん見れて面白かった」(錦織)

 今回のトークショーでは、“おもいやりと、おもてなしで、未来を変えよう」をテーマに、LIXIL公式アンバサダーである錦織を迎えてトークを行った。トークショーで、右手首のけがから復帰した2018年シーズンを、錦織は次のように振り返った。

「最終的には、充実した1年になったと思います。例年以上に苦しい時期もありましたけど、後半からかなり調子を上げていけましたし、いい結果も徐々に出始めていた。久しぶりに半年休まないといけなかったので、本当に大変は大変でした。けがから復帰して、今は自分のベストのテニスでプレーできているので、よかったですね。安心しています」

 シーズン前半は、不安、焦り、プレッシャーとの戦いだったという。

「いやぁ、ずっとありましたね。最初は、けがしている最中も、手術をするのかしないのかで、かなり迷った時もありました。復帰してからも、手首の痛みがなかなか簡単には消えなかった。いいテニスをしたいという思いもあったし、けがの不安もあったし、再発する可能性もなしではなかったので、いろんなことと戦いながら、特に前半はプレーしていました。

 本当に少しずつ、1試合ずつ、自分の中でチャレンジみたいな感じでした。1試合ずつ自信を得て、テニスも本当にちょっとずつ良くなっていった。それが、唯一のモチベーションだった。ゴールとして、今年はトップ10に戻ることを最初から掲げていたので、それを目標にずっとやっていました」

 2019年シーズンへの抱負を聞かれると、次のように語った。

「やっぱりさらにランキングを上げたいですね。今年しっかりトップ10に戻って来れたので、さらに上を目指せるようにしたい」

トークショーでは、テニスコート上では見られない錦織のリラックスした笑顔が見られた(写真/神 仁司)
トークショーでは、テニスコート上では見られない錦織のリラックスした笑顔が見られた(写真/神 仁司)

 また、トークゲストには、義足アスリートの山下千絵(法政大学)が参加し、さらに、東京2020オリンピックマスコットの「ミライトワ」と東京2020パラリンピックマスコット「ソメイティ」も応援に駆け付け、錦織と初の共演となった。その中で、2020年東京オリンピックに向けて、錦織は次のように語った。

「本当に楽しみですね。自国で開催されるというのは、誰もが経験できることではないので、本当タイミングに感謝したい。といっても、まだ2年後なので、僕は、これから来年、再来年と、もっと力をつけて、メダルを狙えるレベルになるべく近づけるように頑張りたいですね」

一般テニス愛好者とのテニス体験イベントを楽しんだ錦織。ファインプレーには拍手を送った(写真/神 仁司)
一般テニス愛好者とのテニス体験イベントを楽しんだ錦織。ファインプレーには拍手を送った(写真/神 仁司)

 午後の部では、錦織と約150名のテニス一般愛好者が交流する「LIXIL 錦織チャレンジ」というテニス体験イベントが行われ、参加者は錦織とのラリーを楽しんだ。

 来年以降の錦織のさらなる活躍が楽しみだ。

ITWA国際テニスライター協会メンバー、フォトジャーナリスト

1969年2月15日生まれ。東京都出身。明治大学商学部卒業。キヤノン販売(現キヤノンMJ)勤務後、テニス専門誌記者を経てフリーランスに。グランドスラムをはじめ、数々のテニス国際大会を取材。錦織圭や伊達公子や松岡修造ら、多数のテニス選手へのインタビュー取材をした。切れ味鋭い記事を執筆すると同時に、写真も撮影する。ラジオでは、スポーツコメンテーターも務める。ITWA国際テニスライター協会メンバー、国際テニスの殿堂の審査員。著書、「錦織圭 15-0」(実業之日本社)や「STEP~森田あゆみ、トップへの階段~」(出版芸術社)。盛田正明氏との共著、「人の力を活かすリーダーシップ」(ワン・パブリッシング)

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