近年町のお豆腐屋さんがめっきり少なくなっています。今やスーパーやコンビニでも美味しい豆腐を買うことはできますが、やっぱり手作り豆腐の味と風味は格別。昔ながらの豆腐一丁に少しの薬味。さっと生醤油をかけて箸を入れるのは、ちょっとした贅沢ですよね。

そんな、手作り豆腐を作り続けて30数年。市川大野の岡本豆腐店をご紹介。

お店は市川大野と船橋法典駅の中間あたり。大野中央病院のある交差点からほど近くにあります。木製の道具も軒先にならぶ昔ながらの豆腐店です。

豆腐一丁150円。専用容器に入れて、半紙を被せてお持ち帰り。パッキングなし、賞味期限の記載もなし！すぐに食べるのでもちろん不要。昔は、容器を持ってこどもが買いに来ていたんでしょうね。

そんなノスタルジックな感傷にも浸りながら、ここはお品書きにも注目。

がんもどき、生揚げ、おからとサイドメニューも抜かりがありません。いや、こちらのがんもどきや揚げ出し豆腐をわざわざ買いに来るファンも多いとのこと。豆腐だけでは帰れません。

筆者は絹ごし派ですが、揚げ出し豆腐とおからもおすすめ。揚げ出し豆腐はしっとりもっちりとして、たれをかけてレンジでチンするとこどもにも大人気。おからは味がしっかりと染み込んでいておかずやおつまみにもってこい。大豆そのものがヘルシー思考と相まって注目されている近年。日本古来のヘルシーフード豆腐。

今では市の豆腐店の組合もなくなってしまったそうで、お店が少なくなる一方。大事にしたい町のお豆腐屋さんの職人技とその味。

冷奴はもちろん、お味噌汁に入れてもよし。しっかりしているので麻婆豆腐もよし。これからは湯豆腐なんていいですね。

さあ、今宵は家族みんなでも手作り豆腐はいかが。

【岡本豆腐店】
住所：市川市南大野1-43-8
電話：047-338-1164
営業時間：10:00～18:00
休み：日曜