病院の待合室で騒ぐ子が静かに待てる!「待つことの退屈さを和らげる3つの声かけ」を現役教師が解説
「もう帰ろう」
「だめよ、順番を待たなきゃいけないの」
「いやだー!」
病院の待合室でこんなやりとりを見かけたことはありませんか?小さな子どもにとって、じっと待つのは本当に難しいものです。学校でも身体計測や耳鼻科検診などで待つことが多いので、子どもを待たせる時の苦労は大変よくわかります。では、どうすれば良いのでしょうか。待つことの退屈さを和らげる3つの声かけを現役教師が紹介します。
1. 「待つ」を「探す」に変える
「今から通る人で白い服を着ている人は何人いるかな?」
待つことを楽しめるようになります。子供は最初は嫌がっていたのに、この言葉かけでワクワクしながら待てるようになったそうです。
逆に、「おとなしく待っていなさい」なんて言っても、子どもは我慢して待てるわけではないので、効果がありません。
2. 時間の見通しを立てる
「あと15分だけ頑張ろう。この本を読み終わったら、きっと呼ばれるよ」
具体的な時間や目標があると、子どもも頑張りやすいです。
しかし、「もうすぐだから」という声かけは、かえって「まだ?まだ?」と聞かれてしまい、逆効果になります。
3. 周りへの気遣いを育てる
「具合が悪くて下を向いている人もいるね。きっと辛い思いをしているんだろうね。どんな風に待ってたらいいかな?」
他の患者さんへの配慮を促すと、子どもの社会性も育ちます。最初は難しいですが、続けているうちに少しずつ変わってきます。
「静かにしないと、みんなに迷惑よ」という声かけは、あまり子どもの心に響きません。
まとめ
待つことにちょっとした楽しみをつくったり、時間の見通しを持たせたり、周りへの配慮の気持ちを育てると、子どもは静かに待てるようになります。もちろん、これで完璧!というわけではありません。子どものその日の具合で泣き出すこともあるでしょう。その時は無理はさせないようにしましょう。
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