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片付けのプロが教える!ダイニングテーブルの上が散らからないようにする5つの小ワザ。

高桐久恵整理収納アドバイザー

岐阜県で活動している整理収納アドバイザーの高桐久恵です。

皆さんのお宅のダイニングテーブルはいつもどのような状態ですか?

食事をした後の食器がそのままだったり、子どもの学校のプリントやスーパーのチラシがそのまま置いてあったりしていませんか?物が増えれば増えるほど片付けたいけど、どんどん億劫になってしまい気持ちだけ焦ってしまったりすることもあるのではないでしょうか?

実はダイニングテーブルの上がスッキリしていると周りがごちゃついていても部屋の中がスッキリしているように見えるんです。

なぜかというと私たちは平面で面積の大きなところに目が行きがちだから。ダイニングテーブルや床などに物がないだけで他の場所がごちゃごちゃしていてもスッキリと感じます。

そして気持ちがいいと感じると、他の場所にも目を向けられるようになり色々なところをスッキリさせたいという相乗効果が期待できるのです。

しかし問題なのは私たちがダイニングテーブルを利用する機会が多いという事。食事をとる他、読書や学習、事務作業などその度に物を使うのでどうしても置きっぱなしになってしまいます。

そこで今回は我が家のダイニングテーブルの上がいつもすっきりできている5つの仕組みをお伝えします。

ポイント① 毎日使う物は出しっぱなしでもいいデザインの物を選ぶ。

毎日見るカレンダーもシンプルなものを。
毎日見るカレンダーもシンプルなものを。

皆さんがダイニングテーブルで毎日使う物はなんですか?

ボールペンやメモ帳、スマホの充電器など色々あるかと思います。我が家では無印良品の『壁に付ける家具』をテーブルのそばに設置してそこに毎日見る卓上カレンダーとカレンダーの裏にボールペンを置いています。

シンプルなデザインの物を選べば生活感が消えるので毎日使う物で出しておきたいものは、なるべくシンプルでモノトーンの色合いのものを選びましょう。

ポイント② テーブルをなるべく壁に付けない。

壁から離すことで物だまりを防ぐことができます。
壁から離すことで物だまりを防ぐことができます。

家具を壁に付けると壁と同化するので部屋が広く見えるという効果がありますが、同化すると隅に物が溜まる現象が起こります。

書類をひとたび置くとあっという間に書類の山になってしまうという経験はありませんか?

こういう場合は少しだけテーブルを壁から離すことで物が目に付くようになり、実際に物が溜まると落ちてしまうので物だまりを防止することができます。

ポイント③ 机の裏や側面を上手に利用しよう。

無印良品の『クラフトティシューボックス(組立式)』にマジックテープを貼って吊り下げています。
無印良品の『クラフトティシューボックス(組立式)』にマジックテープを貼って吊り下げています。

ティッシュボックスの置き場も悩みの種のひとつ。我が家は無印良品の『クラフトティシューボックス』の底とテーブルの裏にマジックテープを貼り、足元の邪魔にならないようにテーブルの中央に貼り付けています。

ポイントはティッシュを満杯に入れないこと。さかさまになっているので少なめに補充すると引っ張る時にスムーズに取り出せます。

ダイソー『マグネットポケット』を使用。
ダイソー『マグネットポケット』を使用。

よく使う油性ペンやマスキングテープはダイソーの『マグネットポケット』を使ってテーブルの脚に貼り付けています。磁石が付かない木製テーブルの場合は粘着式のフックでもいいですし、100円ショップのマグネット補助板を使ってリモコンやスマホの充電器をくっつけるという方法もあります。(リモコンなどにも磁石を貼ります。)

ポイント④ 生活感の出やすいゴミ箱は貼ってはがせるタイプを利用する。

3COINSのゴミ袋『どこでもペタッとゴミ袋38枚』。
3COINSのゴミ袋『どこでもペタッとゴミ袋38枚』。

以前はゴミ箱をそばに置いていましたが、ゴミ箱を置くと掃除機をかける時に邪魔だったり足に当たって倒れたりすることがあったため、最近貼るタイプのゴミ袋を利用し始めました。

私の場合、ダイニングテーブルでお化粧をしたり仕事をする時に細かいごみが出るので大きさがちょうどよく気に入っています。

ポイント⑤ どうしても物が多い場合はワゴンを使ってしまえる場所も確保する。

ニトリのスチールワゴンを愛用中。高さの調節も可能です。
ニトリのスチールワゴンを愛用中。高さの調節も可能です。

小ワザをいくつか紹介してきましたが、我が家は使う物が多すぎて無理かも…というお宅もあるかもしれませんね。

でも大丈夫!そんな時はワゴンを使いましょう。

ワゴンによく使うアイテムを入れて、普段は置きっぱなしでも大丈夫。来客の時やスッキリしたい時に隠してしまえばダイニングテーブルはいつもスッキリです。

寝る前に階段下の収納にしまいます。
寝る前に階段下の収納にしまいます。

我が家もワゴンはいつもごちゃついていますが、寝る前に階段下の収納に入れています。

出したら戻すという習慣をつける。

いかがでしたか?

散らかる理由は様々ですが、なぜ散らかるのか?を考え、散らからないようにするにはどう行動を起こしたらいいのかを考えるだけで新しい一歩になると思います。

ダイニングテーブルがいつもスッキリしていると必ず気持ちに変化が起こります。

その変化を実感していただくためにもまずは一つでも行動してみましょう。

筆者:高桐久恵(たかぎりひさえ) 整理収納アドバイザー
岐阜県で講座やセミナーのほか、個人宅の片付けサポートを行う。
生前整理アドバイザーの資格も持ち、収納よりも整理に特化したサポートを心がけています。
Instagram(@restart.138)ではお片付けビフォーアフター画像や元バスガイド時代の漫画も描いています。最近YouTubeも開設しました。

整理収納アドバイザー

新しい自分に出会うお手伝いを!の言葉をモットーに今の自分を変えたい方のサポートをしています。整理収納アドバイザー1級、整理収納アドバイザー2級認定講師、生前整理アドバイザー、発達支援教育士。講座セミナー受講者 1600人以上/片付け作業実績 1500時間以上/岐阜県大垣市在住。小学生2人の男の子ママ。

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