こんにちは。
精神医学と性格心理学に詳しい
心理カウンセラー（公認心理師）の竹内成彦です。

今日は、「二男タイプは、お洒落な隠れ目立ちたがり屋」というテーマでお話ししたいと思います。

私は、生まれつき性格をずっと研究している心理カウンセラーです。

性格は、ひとつの防衛機制だという言葉がありますが、言い得て妙だと思います。威張っている人は、威張っていることによって、自分の身を守っているのですし、腰が低い人は、腰を低くさせていることで、自分の身を守っているのです。

私（竹内成彦）は、末っ子タイプです。エニアグラムでいうところのタイプ４です。末っ子タイプの得意技は、「自分の気配を消して、敵から隠れる」というものです。そういう意味から言えば、末っ子タイプは、まるでヒラメやカレイのようです。

そんな中、二男タイプの得意技は、「能力があるところをさりげなく見せて、敵を警戒させる」というものです。この「さりげなく」というところがポイントで、「私は、大きな声では言いませんが、強力な武器を持っているので、私には攻撃しないほうがいいですよ」と主張しているのが、二男タイプの防錆戦略であり特徴です。

二男タイプは、長男タイプと同じく、目立ちたがり屋で、注目を浴びることが好きなのですが、長男タイプのように「見て見て！」とは言いません。「俺って凄いでしょ！　私って凄いでしょ！」とも言いません。何故なら、そういった、自分で自分を褒め、持ち上げる行為は、心底ダサいと思っているからです。

二男タイプは、さりげなく自分を目立たせようとします。正に、「わかるひとにだけわかればいい！」という態度です。大きなロゴが入ったブランドバックは持ち歩きませんが、見る人が見れば、「ああ、この人、高級品を持っているなぁ」ということがわかるような格好で人々の前に表れます。それが二男タイプの特徴です。だから、二男タイプは、馬鹿が嫌いです。馬鹿は、自分が能力を持っていることに気付いてくれないからです。

そういった意味では、二男タイプは、「隠れ目立ちたがり屋」と言っていいでしょう。

あと、二男タイプは、典型的な性悪説を持っています。「人は、生まれながらに罪深い生き物だ」と考えるタイプです。「弱みを見せるとつけこまれる」と思うタイプです。だから、二男タイプは、自分の弱点を人にさらけ出しませんし、本性というものを人に見せようとはしません。

油断しない。いつも気を使い、気を張っている。それが二男タイプの生き方です。

二男タイプは、人口的には決して多くはないタイプなのですが、私のカウンセリングルームには、よくご来室されます。「それは何故か？」と言うと、二男タイプにとって、カウンセラーという存在は、数少ない、自分の素の部分を見せることが出来る相手だからです。

そういった意味では、いつも気を張っていて、決して油断しない二男タイプにとって、カウンセラーは、唯一ホッと出来る存在、気の許せる存在なのかもしれません。

あと、二男タイプは、他のタイプと違って、特に配偶者選びが肝心になります。配偶者の良し悪しによって、自分の幸・不幸が大きく変わるからです。
誰だって、自分の配偶者によって、幸・不幸が左右されるわけですが、二男タイプは特にそうです。何故なら、二男タイプにとって配偶者は、自分の気を許せる数少ない存在だからです。

実際、世の中にもっとも多く生息するお母さんタイプ（エニアグラムでいうところのタイプ２）は、自分の配偶者で、幸・不幸が決まったりはしません。お母さんタイプは、「亭主元気で留守がいい」という言葉通り、「亭主は、お金さえ運んで来てくれればいい。それ以上は望まない」という考えを持っています。お母さんタイプは、配偶者ではなく、子どもによって、幸・不幸が決まるタイプなのです。

あと、二男タイプは、お洒落でです。どのタイプよりお洒落で、美しいものを好みます。そして、丁寧に扱われることを強く望むタイプです。雑な人が嫌い。ダサい人が嫌い。ガサツな人が嫌い。馬鹿が嫌い。それが二男タイプの特徴です。

よって、二男タイプは、ときどきはお洒落して、信頼のおけるパートナーと一緒に、高級店に行って、食事をするといいでしょう。丁寧に接客されると、うんと細胞が活性化される、そんな性格の持ち主が二男タイプです。

あと、二男タイプは、隠れて努力するタイプです。努力している姿を人に見せる行為は、自分自身、ダサいと思っているからです。陰ながら努力して、周囲の人をアッと驚かせ、注目を浴びる、というのが、二男タイプにとって最高の幸せです。

二男タイプは、自慢話をしない人です。褒められても、あまり嬉しそうにしません。自慢話をしたり、褒められて有頂天になるのは、カッコ悪いことだと思っているからです。でも、二男タイプは、心の底では、他のタイプと同じ、褒められて嬉しいタイプなので、二男タイプの周囲の人は、二男タイプを見かけたら、しっかりと、そしてしみじみと褒めてあげましょう。

隠れているようで、本当は目立ちたがり屋、それが二男タイプという生き物です。

というわけで、今日は以上です。
ご自分の、そして他人の、生まれつき性格を知りたい方は、どうぞお近くの、キャラ診断アドバイザーをお訪ねください。

今日も最後までお読みくださって、どうもありがとうございます。
心から感謝申し上げます。

　　　　　　この記事を書いた人は、心理カウンセラー（公認心理師）の竹内成彦です。