ムーチービーサ(沖縄の季語)
【ムーチーとは?】
旧暦の12月8日、沖縄では子どものすこやかな成長を願って鬼餅を作り、年の数だけその餅を食べるムーチーという日です。今年は1月24日がムーチーとなります。昔、人食い鬼を餅で退治したことから、この日の餅を鬼餅呼んでいます。
ムーチーは餅米粉に水を加えて、形は長方形に平たく作ります。
餅は月桃(サンニンといいます)の葉(カーサ)で包み、カーサムーチともいいます。
昔は子供のいる家では年の数だけ紐でむすんで天井からつるしていました。筆者も小学生のころは、毎年学校の授業で作っていました。
【ムーチービーサ】
旧暦の行事なので新暦だと少しずれがありますが、沖縄は冷たい北風が吹いて寒くなる事からこの時期の寒さを、沖縄の方言で”ムーチービーサ”と表現しています。
[沖縄方言]
ムーチー=鬼餅
ビーサ=寒い
沖縄ではもっとも寒い時期にあたり、例年ですと最低気温が観測される事が多くなります。今年もすでに寒さが続いているのですが、25日(木)に沖縄気象台から「異常天候早期警戒情報」が発表されました。これは平年の気温を大きく下回ると予想された場合、発表されるものです。
2月2日頃からのおよそ1週間は平均気温を大きく下回る予想となっています。沖縄では最高気温20℃を下回るととても寒く感じます。暦通り”ムーチービーサ”となっています。