「ひとりが好き、孤独を愛する人」の恋愛と結婚の事情と工夫を心理カウンセラーが解説します。
こんにちは。
精神医学と性格心理学に詳しい
心理カウンセラー(公認心理師)の竹内成彦です。
前回は、「ひとりが好きな人」というお話をしましたが、
今日は、「ひとりが好きな人の恋愛と結婚」というテーマでお話しいたします。
ひとりが好きな人は、恋愛や結婚があまり向いていません。
というのは、恋愛や結婚をすると、ひとりで好きに過ごせる時間が少なくなるからです。
それでも、恋愛や結婚をして幸せになる、ひとりが好きな人もいらっしゃいます。「果たしてそれはどういう人なのか?」「ひとりが好きなのに、恋愛しても結婚しても幸せでいられる、それはどういう人なのか?」ということなのですが…、それは、ひとことで言うと、相手を選ぶ目を持っている人です。
ひとりが好きな人は、間違っても束縛男や束縛女と恋愛や結婚をしてはいけません。何としても、自分をひとりにさせてくれる、自分ひとりの時間を持たせてくれる、そんな自分の自由を奪わない男性や女性と、恋愛・結婚をしていかなければなりません。
ですから、ひとりが好きな人は、次のような人とは、恋愛や結婚をしないようにしましょう。
1.嫉妬深い男や女
2.ひとりでいられない男や女
簡単にご説明します。
嫉妬深い男や女は、あなたがひとりでいることを許してくれません。「明日は休みだから、ひとりで家でボッと過ごしたいの」と言っても、「誰かと会うのではないか? 自分以外の誰かとデートするのではないか?」と疑ってきます。そんな人とつきあっていると、こちらが精神的にどんどん参ってきます。
よって、ひとりが好きな人は、嫉妬深い人とは、つきあわないようにしましょう。
次に、ひとりでいられない人です。
ひとりでいられない人は、誰かと一緒じゃないと嫌なものですから、あなたに会いたがります。「明日は休みだから、ひとりで家でボッと過ごしたいの」と言っても、それを許してくれません。「用事があるのならともかく、用事がないのなら、俺に会ってくれよ、私に会ってくれよ」と迫ってきます。そんな人とつきあっていると、こちらが精神的にどんどん参ってきます。よって、ひとりが好きな人は、ひとりでいられない人とは、つきあわないようにしましょう。
続いて、ひとりが好きな人が結婚する場合ですが、
なるべくなら、結婚しても自分の部屋を確保するようにしましょう。そして、ひとりになりたくなったら、自分の部屋に逃げ込みましょう。それが重要です。そのためには、ご主人や奥さんの理解が必要です。何故なら、自分の部屋に閉じこもることをヨシとしないご主人や奥さんには、この手は使えないからです。
それと、自分の部屋を余分に持つためには、経済的な余裕も必要です。だから、女性で言えば、高収入の男性を選びましょう、もしくは自分もフルタイムで働きましょう。この動画をご覧のあなたが男性だったら、ばんばん稼いで、家を借りる時、もしくは家を建てる時は、自分の書斎を確保するようにしましょう。
「自分の部屋を持つ? それが出来れば苦労しないよ」という声が聞こえてきそうですが、自分の部屋を確保できない人は、職場と家以外の場所、ひとりになれる空間を確保するようにしましょう。お気に入りの喫茶店でも漫画喫茶でもスーパー銭湯でも構いません。仕事が終わったあと、もしくは休日に、その場所、その空間でひとりになり、自分をリセットさせるのです。そうすれば、ひとりが好きな人でも円満な結婚生活を過ごすことが出来るでしょう。
もっとも、専業主婦の方は、ご主人が仕事に行っている間は、家でひとりで過ごせるので、そのような工夫はいらないかもしれないですけどね。
世の中には、「同じ空間を共に過ごすことが愛だ」とおっしゃる人がいます。その考えは誤りではありませんが、ひとりが好きな人がそのような価値観を持っている人と一緒にいると、自分は愛を実践できない人になってしまいます。だから、ひとりが好きな人は、「同じ空間を共に過ごすことが愛だ」とおっしゃる人とは、一緒にならないよう心掛けましょう。
いろいろ申し上げましたが、ひとりが好きなことは全然悪いことではありません。ただ、ひとりが好きな人は、「どのような人と一緒になるといいか?」「結婚生活は、どのように過ごしていけばいいのか?」に関しては、いろいろ工夫が必要となってきます。どうぞ、知恵を絞って、幸せな生活を送っていってください。
以上です。
というわけで、今日は、「ひとりが好きな人の恋愛と結婚」というテーマでお話させていただきました。
今日も最後までお読みくださって、どうもありがとうございます。
心から感謝申し上げます。
この記事を書いた人は、心理カウンセラー(公認心理師)の竹内成彦です。