FUJIFILMのカメラで、心に響く場面を残そう
「カメラ」とは、光を集めて写真として保存する機械のことです。レンズを通して入ってきた光が撮影素子で捉えられ、電気信号に変換されて写真として保存される。だから構造的には、人の感情やその場に広がる空気が画像として記録されることはなく、光を無機質に写真に変換するだけです。
しかし、FUJIFILMのカメラは特別。
なぜなら、本来写真の中に保存されることのないはずの、その場の「空気感」や「温度感」——つまり、「目に見えない雰囲気」までも見事に描き上げた写真を撮ることができるのです。なぜだか分からないけれど、他のメーカーのカメラには出せない色味を、FUJIFILMのカメラは表現してみせる。老舗メーカーこそが持っている、長い間蓄積された技術の賜物なのでしょう。
だから、旅に出るときなど、感情が大きく動くことが予想される場面にはFUJIFILMのカメラを持って行くことにしています。撮影したい場面に遭遇したらカメラを構えてシャッターボタンを押す。すると、光だけでなく、その場に広がる「空気感」を写真の中にぎゅっと閉じ込めることができるのです。
FUJIFILMのカメラを使い始めてまもなく1年が経ちます。この1年間、いろいろな場所でいろいろな写真を撮影してきました。東京都心、横浜、鎌倉、名古屋、京都、日光、那須、成田山、長崎、もちろん自宅の中でも。FUJIFILMの色味で残したい場面があるからこそ、積極的に使っているのだと思います。
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FUJIFILMを使い始める前の僕の撮影スタイルは、とりあえずピントを合わせて、白飛び・黒つぶれしないように撮影しておき、そのあとRAW画像をLightroomで現像して明るさや色味を調整するというようなものでした。だから撮影モードはRAWオンリー。カメラがそのまま出力したJPEGなんて、何の価値もないと思っていました。
FUJIFILMを使い始めてからは、その考えが間違っていたことに気づきます。なぜなら、FUJIFILMの色味はカメラがそのまま出力したJPEGのみでしか得られず、撮影する瞬間の設定こそが写真に影響する唯一の因子だからです。
それからというもの、あとで手直しすればいいやと言う気持ちは封じ込めて、撮影する瞬間に意識を集中し、一枚一枚に向き合うことにしました。
これこそが、写真を撮るという行為の本質。神経を研ぎ澄まし、その場の自分にとって最高のパフォーマンスを発揮することが求められる。以前の僕が思っていたような甘ったるいものではなかったんです。でも、最高の一枚が撮れたときの達成感は何物にも代えがたく、とても嬉しい瞬間です。
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とはいえ、カメラを持ち歩いていてもシャッターを押さないと何も始まりません。二度と戻ってこない瞬間を切り取ること自体が大切なので、構図とか明るさとかに気を配ることよりも、まずはシャッターを押す。自分の心が動いて撮りたいと思ったものを、その瞬間に撮る。
その道具としてFUJIFILMのカメラを選んでみれば、より一層、印象的で空気感を含む写真を撮ることができるのです。
どの「カメラ」を選んで、どの「場所」で、どの「タイミング」で、「何」を撮るか、全ては自分次第。あらゆる選択をしていく過程における「カメラ」の選択肢として、FUJIFILMを選んでみませんか。進化の著しいスマートフォンとも、他のメーカーのカメラとも一線を画す、FUJIFILMのカメラを。
全てX-T200で撮影
この記事の写真は、全て〈FUJIFILM X-T200〉で撮影しました。レンズは〈FUJINON XF23mmF2 R WR〉もしくは〈FUJINON XF18-55F2.8-4 R LM OIS〉。全てカメラがそのまま出力したJPEG撮って出しで、フィルムシミュレーションはクラシッククロームまたはASTIAです。
ただし、記事執筆時点でX-T200は販売終了になっています。在庫があれば購入できることもあるかもしれませんが、現時点ではX-S10やX-E4からFUJIFILMの世界に入るのがよいかもしれません。
ブログ記事
ブログ記事では、もっと多くの写真を掲載しています。こちらも併せて見てもらえると嬉しいです。
FUJIFILMのカメラで、心に響く場面を残そう - starnote*(ブログ記事)
関連情報
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Author: Yusuke Miura, PhD
旅とガジェットとアカデミックな個人メディア〈starnote*〉を運営。1988年生まれのミレニアル世代です。薬学の博士号を持っており、仕事をしながら趣味でブログを書いています。
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