新型M4 Macが登場。でも、M1 MacBook Airで十分じゃない?
先週は連日M4チップを搭載した新型Macが発表され、進化した性能に買い替えの誘惑を感じるこの頃。ただ、日常的にM1 MacBook AirとCore i9 iMacを使っている僕としては、これらのデバイスで「実用には十分すぎる」とも思っています。M1は特に。
そもそも、M1チップ登場時点で大きな技術的革新があり、性能が飛躍的に向上しました。この革新によって、僕も含めてほとんどのMacユーザーがM1の性能で満足できているのではないでしょうか。だからこそ、Apple製品の買い替えサイクルは、以前よりゆっくりでも十分だと感じています。4年前のマシンだけど、正直まだまだ最前線で使えると思うのです。
新モデルの登場に心惹かれる一方で、「本当に必要か」を冷静に考えるのも大切です。いくら下取りがあっても、買い替えなければ出費は0円ですよ。その分、他の用途にお金を回す選択肢もあります。
M1 MacBook Airがまだ現役で活躍できる理由
僕の用途に限定されてしまうけれども、まだまだM1 MacBook Airが現役で使える理由をつらつらと並べていきます。
写真編集・管理はM1で十分
僕は写真を撮るのが趣味なので、編集作業も頻繁に行います。
主にAdobe LightroomやPhotoshopを使用していますが、M1 MacBook Airはこれらのソフトをストレスなく動作させることができます。FUJIFILM X100VIで撮った高解像度のRAWファイルもスムーズに扱えるし、画面表示や編集作業での遅れも感じません。
新しいM4 Macならさらに高速な編集が可能かもしれないけれども、正直M1でも十分満足。さらに、動画編集もサクサク動き、特に不便は感じません。日常使いにはM1で問題なく、むしろ過剰性能に感じるほどです。
ブログ執筆も快適
ブログ執筆も、M1 MacBook Airでスムーズにこなせます。文章作成に欠かせないキーボードも不満はなく(取り立てて満足でもないが、これは新型でも同様)、長時間のタイピング作業も意外と苦になりません。また、記事執筆のための情報収集で大量のタブを開いても、動作がもたつくことは皆無です。
特にM1 MacBook Airの場合はファンレス構造なので、ノイジーなファン音に邪魔されずに集中できるのもポイントです。執筆中に集中できる環境は大事で、現状でそれが担保されている以上、新しいモデルにすぐ飛びつく理由が見当たらないのです。
マルチタスクもストレスフリー
日常のマルチタスクもM1 MacBook Airで十分快適です。RAM 8GBですよ。
M1はメモリ効率が高いのか、多数の作業を同時進行していても動作の遅れやもたつきがありません。YouTube動画の再生、複数タブでの情報収集、ブログ執筆、Lightroomでの写真編集などなど、同時に開いていても全く問題ありません。
確かに最新モデルの性能向上は魅力だけれども、M1でも十分なパフォーマンスが得られています。
また、M1のバッテリー持ちが良いので、外出先での作業も安心です。バッテリーの最大容量は88%にまで減少しているけれども、それでもなお、M1のバッテリーの持続性を信頼できています。それでいてマルチタスクも優秀なんて、これで十分じゃないですか。
買い替えの誘惑にどう向き合うか
新しいモデルが出ると、つい「試してみたい」という気持ちが湧いてきます。
しかし、M1モデルが実用において快適に動作している以上、無理に買い替える必要があるかと言われると、疑問に感じます。処理速度の向上は魅力的だけれども、それが「本当に必要なのか?」というと、現状では特に不満を抱えていないのも事実。目玉のApple IntelligenceもM1 MacBook Airで使えるし。
また、M1モデルは発売当初から「省電力性と高パフォーマンスの両立」が特長で、バッテリー持ちも非常によく、持ち出す際に充電の心配をする必要がないのも大きなメリットです。買い替えとなると、もちろんメリットもあるでしょうが、追加投資に見合う差があるのか疑問が残ります。
Macを買い替えても生活が劇的に変わるわけではない
俯瞰的な視点で費用対効果を考えるのも重要なポイントです。仮にM4 Macに買い替えたとしても、日常生活というレイヤーにおいて劇的な変化があるわけではありません。これが真理です。
むしろ、買い替え資金を他の目的に活用することで、生活全体を豊かにできる可能性の方が高い。たとえば、僕で言うと新しいカメラやレンズを買ったり、車の買い替え資金にしたり、旅行で高い宿に泊まったりなど、体験や趣味に使ったりする方が、満足度が高い場合だって十分にあります。
また、Apple製品は耐久性が高く、古いモデルでも長くサポートが続くため、今のM1モデルもあと数年は十分に活躍してくれるはずです。頻繁に買い替えるよりも、必要になったときに買い替えることで、賢くApple製品を使い続けることができるのではないかと感じてます。
新モデルの登場に心惹かれるのは自然なことです。でも、実際に「今のM1で何か不便か?」と考えると、特に問題がないんですよ。むしろM1のスペックが高いため、ここでの買い替えはむしろナンセンスなのでは?と思ってしまうほどです。
負け惜しみのように聞こえる側面もあるかもしれません。しかし、仮にM4に買い替えたとしても、「M1で十分だったな」と思う未来しか見えないんです。
結論:M1モデルで十分戦える
日常的な作業や趣味の写真編集において、M1 MacBook Airはまだ十分に役立ってくれます。もちろん、M4 MacBookには新しい魅力がありますが、M1がここまで快適であれば、買い替えの理由は見当たりません。最新モデルの性能に憧れつつも、しばらくはM1モデルで様子を見る予定です。