大谷翔平の前に「3試合で計30奪三振&自責点ゼロ」を記録した投手は、どんなシーズン成績を残したのか
6月29日、大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)は、5.2イニングを投げて11三振を奪い、得点は許さなかった。その前の2登板も、大谷の失点はゼロだ。16日は6イニングで6奪三振、22日は8イニングで13奪三振なので、この3登板の奪三振は合計30となる。
MLB.comのサラ・ラングスは、2000年以降、連続する先発3登板で計30奪三振以上&自責点ゼロを記録した投手として、大谷を含む9人の名前を挙げている。
選手名以外の記載はないので、大谷の前の8人がいつそれを記録したのか、ベースボール・リファレンスで探してみた。
同じ投手が離れた2つのスパン(3登板)で記録していない限り、以下のスパンがそれに該当する。
チャンホ・パクとクリス・セール(ボストン・レッドソックス)は、連続する4登板を「1、2、3」と「2、3、4」のどちらで区切っても、30奪三振以上&自責点ゼロとなる。セールは、いずれの区切りでも2勝0敗だが、他の8人は3勝0敗。セールの場合も、レッドソックスは3勝0敗だ。また、ジョン・ラッキーは、大谷と同じく、エンジェルスで記録した。3登板とも、ちょうど10三振を奪った。
3登板で30奪三振&無失点を含むシーズンの成績は、以下のとおり。シーズンをまたいで記録したパクとジェイコブ・デグローム(ニューヨーク・メッツ)は、両シーズンを記した。
彼らのうち、このシーズンにサイ・ヤング賞を受賞したのは、ヨハン・サンタナとデグローム(2年連続)の2人だが、ペドロ・マルティネスとクレイトン・カーショウ(ロサンゼルス・ドジャース)は投票2位、CC・サバシアとセールは投票4位にランクインした。