中るラーメン 筑紫野店

2024年12月で11周年を迎えた「中るラーメン 筑紫野店」。中ると書いて〈あたる〉と読みます。2006年に久留米バイパス店をオープンし、2013年に筑紫野店をオープン。久留米豚骨ラーメンをベースとしながら、鶏醤油や魚介醤油ラーメンも提供しているお店。そしてこちら、〈OBU Company〉という福岡を中心に飲食店を展開する企業が運営していて、あの人気店「博多ほたる」をはじめ、和食や中華など幅広く展開している飲食では有名企業の系列店です。

福岡筑紫野線と呼ばれる県道31号線の大きな通り沿いにあるお店。セブンイレブンのお隣です。駐車場もあり車で立ち寄りやすい。横長の母屋のような佇まいで、お店に入ると梁がそのままの高い天井。木目調で統一された和風の造りです。

広々として開放感もある店内。真ん中に向かい合わせのカウンター、そして窓際にはボックス席が並び、さらに座敷席もあります。ご家族で訪れる方も多いようですね。何よりも清潔感があつて綺麗。

特製元祖豚骨ラーメン

メニューは基本の〈元祖豚骨〉に濃厚な〈背脂マー油〉そして、鶏と魚介の〈醬油〉のラインナップです。メインとなる元祖豚骨のトッピング豪華バージョンの〈特製〉をいただきました。ノーマルのネギやきくらげに、チャーシューが増量され、味玉と海苔も追加されています。

豚骨の臭みを抑えつつ、コクと旨味を味わえるという伝統の一杯。濃度も高めに感じるスープは、やはり久留米の色合いを見せる、香り良き仕上がりです。

豚骨の旨味が凝縮され、ほんのり甘いスープにはカエシの塩味も程よく広がります。濃厚でありつつも重くなく、臭みなど全くありません。最初はグッと豚骨の風味を感じますが、飲み進めるごとにまろやかでコク深い味わいが美味しい。

このまろやか濃厚スープにあわせるのは、極細のストレート麵。低加水のパスッとした歯切れ良さが相性バッチリです。このあたりはやはり王道の組み合わせ。

チャーシューがまた大きくて食べ応えあります。脂感控えめのバラでしょうか。醤油ダレの味が染みて歯応えもよく美味しい。

このスープはグイっと飲み干せます。後味までクセもなくスッキリ。

卓上にはゴマやコショウ、そして餃子のタレなど。サイドメニューには一口餃子や唐揚げ、炒飯なんかもありますよ。

紅ショウガや辛ダレも。この辛ダレが豚骨スープによく合います。

久留米伝統の王道スタイルで、2店舗を営業する「中るラーメン」。大手飲食チェーンが展開するお店は、お味だけでなく雰囲気、そして接客も丁寧で気配りも行届いています。11周年を迎えたこの「筑紫野店」も日々多くの人が訪れる、人気の美味しい一杯でした。

中るラーメン 筑紫野店