「買ったとうもろこしは一刻も早く冷やしてください」八百屋からの警告!そのワケとは
こんにちは、八百屋歴10年の青髪のテツです。
6月ですが、暑い日が続いていますね。青果コーナーでは春野菜中心の売り場から、ガラッと夏野菜を目立たせる売り場に変わっていっています。
そんなこれから旬を迎えて美味しくなってくる夏野菜。ピーマン、オクラ、トマト、きゅうりなどありますが、皆さんはどの夏野菜がお好きですか?
私が個人的に大好きでこの時期イチオシの夏野菜は「とうもろこし」です。
他の多くの夏野菜は年中流通しているものが多いのですが、国産の生とうもろこしは、この時期しか食べることのできないご馳走野菜です。茹でるだけでも美味しいですが、醤油を塗って焼きとうもろこしにすると絶品ですよね。
そんなこれからが旬のとうもろこしですが、保存方法を間違えるとおいしく食べることができない野菜なんです。
そこで今回は「とうもろこしの正しい保存方法」を紹介していきます。
とうもろこしはすぐに食べないといけない
大前提として、とうもろこしを手に入れた時はとにかく早く食べることが重要です。
あるとうもろこし農家さんから聞いたのですが、その方が子供の頃に、お父さんが家庭で食べるとうもろこしを収穫に行き、とうもろこしを獲って家に帰った際にお湯を沸かしていなかった家族を叱ったという話があります。
どういうことかというと、収穫後とうもろこしはみるみるうちに糖度が落ちていくので、収穫後はすぐに茹でて食べた方が良いんです。これはとうもろこし農家では常識となっているため、お父さんは怒ったんです。
なので、買ってきたとうもろこしは保存せず、なるべく早く食べた方が良いのですが、当日食べるのが難しい場合もあると思います。
それを踏まえて、とうもろこしを保存する際のポイントを紹介します。
忙しい方向け:とうもろこしの保存方法
忙しい方、保存に手間をかけたくない方はとうもろこしを手に入れたらすぐに保存袋に入れて冷蔵室で冷やしてください。一旦これだけで良いでしょう。
とうもろこしの最適保存温度は0〜5度と言われていて、常温で保存するのは論外です。野菜室も温度帯が少し高いので、冷蔵室で保存がベストでしょう。
冷蔵室は乾燥しているので、保存袋に入れて、乾燥からとうもろこしを守ってあげましょう。
時間がある方向け:とうもろこしの保存方法
「保存に手間をかける余裕や時間はあるけど、手に入れたとうもろこしをすぐに使いきれない」という方は、茹でてから冷蔵保存しましょう。茹でて保存する際の手順を紹介します。
1.とうもろこしを茹でる
2.熱い状態のままラップする
3.ラップしたまま軽く粗熱をとる
4.冷蔵室で保存する
これだけで3日程度はとうもろこしを美味しい状態のまま保存することができます。
手間はかかりますが、そのまま保存するよりも美味しい状態をキープできるのでおすすめです。
試してみてくださいね。
とうもろこしの保存方法まとめ
今回は「今が旬のとうもろこしの正しい保存方法」を紹介しました。
この記事をきっかけに、この夏はとうもろこしをたくさん食べて頂けると嬉しいです。
他にも「鮮度がよく美味しいとうもろこしの選び方」や「とうもろこしはレンチン調理がベスト!方法を紹介」という記事を書いているので、気になる方は読んでみてください。