ポケモンGO、ハロウィンイベント効果で全米1位に返り咲く
リリースから74日後に米国市場での売上ランキング1位を『クラッシュ・ロワイヤル』に明け渡したスマートフォンゲーム『ポケモンGO』が、ハロウィンイベント効果で再び全米1位の座に返り咲きました。
ポケモンGO、初のイベント「ハロウィン」を開催。貰えるアメが2~4倍に(Yahoo!ニュース個人- 篠原修司)
ハロウィンイベントは毎年10月31日に行われるハロウィンに合わせ、10月26日から11月2日までにかけて行われたゲーム内イベントです。イベントではゴースト系のポケモンが出現しやすくなったり、ポケモンの進化に必要なアメが通常よりも多く貰えたりする仕組みが用意されていました。
今回のイベントはポケモンGOでは初のイベントではあるものの、ガチャ課金がない本作において売上にどの程度効果をもたらせるのかは未知数でした。しかし、蓋をあけて見れば大成功の結果になったというわけです。
以下のグラフは市場調査会社『AppAnnie』によるランキングの履歴データです。26日からポケモンGOが総合・ゲームともにランキング1位を獲得しているのが分かります。
さすがにイベント終盤ではほかのアプリに再び1位の座を譲り渡していましたが、それでも下降気味だった売上を(と言ってもランキング10位以内には入っているのですが)持ち直したイベントの効果には目を見張るものがあります。
売上額は133%増に
また、市場調査会社『SensorTower』のデータによれば、10月25日から29日にかけての売上は2,330万ドルと、前期間(10月18日から22日)の1,000万ドルと比較すると133%増という成果を挙げています。
Pokemon GO's First In-Game Event Boosted Its Revenue 133%
日本円に直すと通常で10億3千万円稼ぐところ、イベント効果で24億円稼ぐ結果になったわけです。
今回のハロウィンイベントでは新ポケモンの追加などはなく、ゲーム内の報酬を増やすだけでした。その工数の少なさと成果を考えれば、今後も同様のイベントが開催されることは間違いありません。
この報酬増加に期待されている金・銀のポケモン追加を合わせ技で出してくれば、その売上はとてつもないものになりそうです。