アド街沼津編 グルメタウン過ぎて名物続々「落選」に残念がる人が続出
宿泊経験500泊。関東圏の穴場ずらし旅の愛好家、とらべるじゃーな!です。
テレビ東京系「出没!アド街ック天国」で、沼津編が放映されました(11月2日)。アド街と言えば、取材班が長いと1か月現地に張り付くと聞きます。
今回の取材班は、本格的なバー、13の商店街、映画の街、ラブライバー(アニメファン)の移住など、新旧のバランスや掘り下げが、ことさら秀でていたように感じました。
しかし、沼津と言えば、知る人ぞ知るグルメタウン。登場して当然と言えるグルメも「落選」しています。今回は、そういった「本来は選ばれるべきグルメ」に焦点を当てます。
丸天のタワー天丼(海鮮かき揚げ丼)
沼津港と言えば、このタワー天丼が思い浮かぶという方も多いはず。
現地でタクシーに乗っても、運転手さんの半分くらいは勧める印象です。SNSでも放送前から登場を予想する声があり、放送後には「丸天でないの?」など、残念がる声も見られました。
一見すると、インスタ映え、観光客狙いでしょ?とも思われそうですが、実はエビや玉ねぎがたっぷり入り味が良く、油も良質のもの。
このように、倒して天つゆをかけて食べますが、驚くほど軽く、(決して若くなくても)どんどんなくなってゆきます。もし余っても、持ち帰り用のケースがあるので安心です。
また、沼津港では、深海モンブランや深海プリンが落選したのもちょっと意外でした。
沼津港はお店の競争が激しく、その競争から名物グルメが生まれてくる背景があります。
丸天ぐらい知っとるわい!という通の方には、沼津港なら、あじとマグロの質に驚く地元民が通う「ずう」、いわしの「磯はる」がおすすめです。リンクはページ最後にもあります。また地元の方は、創業75年の「双葉寿司」は出してほしかったと感じたかも知れません。
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松福(しょうふく)の「うまいラーメン」
沼津港飲食街の向かいに立地するのが、ラーメン店の松福(しょうふく)。
漁港で働いている方はもちろん、地元の方がひっきりなしに訪ねます。沼津の食のレベルが高いのは、富士山の麓にあり水が良いのに加え、こういった食の専門家を相手にする環境もあるのではないかと思います。
松福の名物は、その名も「うまいラーメン」。
ほうれん草や海苔が添えられるように、やや家系(いえけい)ラーメン的なニュアンスもあるのですが、違いはズバリ博多とんこつの風味が混ぜられていること。
思わず替え玉を頼みたくなるような博多とんこつ流の濃厚さと、家系のさっぱり感が、太麺で楽しめます。
余談ですが、静岡県では、みずから「さわやか」と名乗ってみたり、みずから「うまいラーメン」と名乗ってみたりするところは、面白いです。
松福くらい知っとるわい!という方には、家系総本山・吉村家で修行の「沼津家」もおすすめです。
あんかけパスタの名店・伊太楼(いたろう)
沼津駅の裏手にあたる、北口に店を構えるのが、あんかけパスタの伊太楼(いたろう)です。
あんかけパスタといえば東海地方ですが、静岡県は東海地方に属しますので、名古屋の食文化の影響も受けています。
写真のあんかけパスタは、バラエティーセットと呼ばれ、ハンバーク、ピザ、ウインナーが同時に食べられる夢のメニューです。
ハンバーグ、ピザは単品でも勝負になる完成度で、メインのあんかけパスタも非常に出来がよく、おすすめの店です。
沼津港や、繁華街の沼津駅南口側に比べ、すいているのもポイントです。
参考情報 アド街で紹介された海鮮の「山正」は、大変混雑します。新たに沼津南店がオープンしていますのでそちらが狙い目です。
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