Yahoo!ニュース

古き良き時代の昔懐かしい豚骨ラーメン〈福岡の地元民を虜にする癖になる味〉知る人ぞ知る魅力あふれる一杯

RAMEN ANTENNAラーメンアンテナ|福岡のラーメンを愛する地元民の一日一麺

福岡県福岡市中央区の「渡辺通」は、福岡市の中心街「天神」に隣接する好立地。美味しい豚骨のスープをベースとした担々麺を提供する地元でも指折りの名店〈博多坦々麺 有吉商店〉が存在する。個人的には、はじめて訪問した時から「豚骨ラーメン」の虜になり、その美味しさにハマって以来、それを目当てに、ここ数年は定期的に訪問するようになっている。それほど〈有吉商店〉の豚骨ラーメンの美味しさが際立っているということを理解してほしいし、その豚骨スープをベースにしている「博多担々麺」は(未食ながら)確実に美味しいに決まっていると思う。

無骨さの中に佇む「豚骨ラーメン」の存在感

お昼時の混雑を避けて、この日は15時前の時間帯に訪問。券売機での選択は、上から3段目(決して恵まれたポジションではない)の「豚骨ラーメン」を、いつもの通りポチッと押し(推し)そうになるところを、後客が居ないことを確認しながらグッと我慢。他のメニューも含めてちょっと思案。というのも、券売機をしっかり見ずに選択する癖を改めたいという気持ちもあり少々間を置くことにした。

新選択肢「ニラジャンラーメン」という一杯

決して万人受けする一杯ではないものの、おそらく地元民の豚骨ラーメン好きな方には昔懐かしくもあり、過去を想い起こさせる存在感のある一杯だと思われる。いつもながらの個人的デフォルトの選択肢を一旦保留にし、新たな一杯を模索した結果「豚骨ラーメン」のお隣にある、プラス50円するだけの「ニラジャンラーメン」なる一杯があることに気づき、選択してみることにした。

ニラを入れると言えばあの有名店を想起

店内に入ってカウンターの左端(ちょうど豚骨スープの寸胴前の特等席)に着席し、待つことしばし。配膳された一杯は、地元民を惹きつける美味しさを誇る、クサうまな豚骨ラーメン。その中央にモヤシが盛られ、さらにその上に「ニラジャン」がこんもりと盛られた逸品。さらにイニシエ系博多ラーメンの定番で昔仕様の胡麻がたくさん入った一杯。トッピングで発券した「煮玉子」も忘れずに丼碗に自ら投入し最高の一杯が完成した。

まずはそのままのスープをいただくと、カエシの旨みがあふれ出す豚骨スープの味わいとフレーバーが堪らないいつもの感覚。さらに「ニラジャン」はその名の通り「ニラ」と「豆板醤系の辛味」が美味しさを増幅させる。この感覚は、福岡の「ちゃん系ラーメン」の総本山、卓上にある無料サービスの「ニラ」に通じるピリ辛な絶品トッピング。もちろん同じということではなく〈有吉商店〉のオリジナルであり、そのスープにもピタリとハマる状態に仕上げられている。次回もまた間違いなくコチラの〈ニラジャンラーメン〉を選択したいと思いつつ、もし別皿が可能なら途中から味変に使ったりするのも有りかもしれないと想像する。

2012年の創業で今年12周年の名店〈有吉商店〉

福岡県福岡市中央区渡辺通。天神方面から「渡辺通り」を南下し路地裏に入るとその一角に〈博多担々麺 有吉商店〉の2階建ての一軒家がある。ちなみに博多の老舗店にして有名なお店「博多だるま総本店」が目と鼻の先にある。

1階は、10席ほどのカウンター席。2階は(未だに上がったことはない)ゆっくりと飲んで食べて寛げるテーブル席が3つほどあるそう。そのため、グループや団体の方でも訪れやすい。

また、お酒にも合う一品料理も豊富に取り揃えているので、お一人様やお二人様ならカウンター、グループや団体なら2階のテーブル席と、あらゆるシーンで楽しめそうなお店なので地元の方はもちろん、ご旅行やご出張時のお昼や夜の楽しみの一つとして体感してみてはいかがでしょうか。

最後に。ニラジャンラーメン最高でした。
最後に。ニラジャンラーメン最高でした。

博多担々麺 有吉商店

住所  :福岡県福岡市中央区渡辺通1丁目8-18[地図
営業時間:11時30分~翌1時00分(月〜木)
    :11時30分~翌3時00分(金・土)
定休日 :日曜日
駐車場 :専用駐車場なし、近隣有料駐車場あり

ラーメンアンテナ|福岡のラーメンを愛する地元民の一日一麺

福岡の片隅で日常食としてのラーメンを啜り続け、日々頭の中でグルグルとラーメンが廻っています。一日一麺、週間9麺、毎年450麺ほどを食べています。福岡の地元民が日々食べているラーメンをできるだけ多くの方に知っていただきたいという想いから肩肘張らない感度緩めな『ラーメンアンテナ』をお届けしています。少しでも福岡での麺活の参考になれば幸いです。〈 Horii Koji 〉

RAMEN ANTENNAの最近の記事