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リーチ マイケル、大敗からの逆襲宣言と日本代表参加への思い。【ラグビー旬な一問一答】

向風見也ラグビーライター
昨秋のワールドカップイングランド大会ではレフリーとのコミュニケーションでも尽力。(写真:ロイター/アフロ)

2015年まで約1年半、日本代表のキャプテンを務めたリーチ マイケルだが、10月から始まる秋の日本代表ツアーへの参加可否を保留としている。2019年のラグビーワールドカップ日本大会に向け、万全を期すためだ。

今季は2月から、加入2シーズン目となるチーフスの一員として国際リーグのスーパーラグビーに参戦。5月に右手親指を脱臼し、6月の日本代表ツアーには参加しなかった。9月に来日したジェイミー・ジョセフ新ヘッドコーチとは多くの話し合いの場を持っており、自身のコンディション、今後の日本ラグビー界についてなど、多くの意見を交わしている。

身長190センチ、体重105キロの28歳。現在行われている日本最高峰のトップリーグでは、前年度準優勝の東芝で第2節からゲームキャプテンを任されている。

9月17日の第4節ではヤマハに6―40と大敗したなか(静岡・ヤマハスタジアム)、10月2日の第5節で挽回を期す(福岡・グローバルアリーナでサニックスと対戦)。

9月30日、東京・府中にある東芝グラウンドで即席の単独取材に応じた。

以下、一問一答の一部(一部編集箇所あり)。

――まずはヤマハ戦を受け、次のサニックス戦に向けてどんな準備を。

「何をやらないといけないのか。反省するところは反省して、その練習をしました。ブレイクダウン(接点)、スクラム、モール、ディフェンス…。全部、です。全部の局面でやられていたから」

――要は、ぶつかり合う局面でより力強く、と。

「その意識をつける練習を、たくさんやってきました」

――やはり、負けたのは悔しかったのですね。

「まぁ。ただ、あれがいいきっかけになったかもしれないです」

――ご自身のコンディションは。

「これから、仕上げないといけない。フィットネス、スピードをもっと。(プレーの参加回数は)まだ少ないです。もっと、増やさないと」

――11月の日本代表ツアーについては。

「まだ、何も言えないです。どうなるかわからない。ジェイミーが全部、コントロールすると思います。ジェイミーのなかでのプランがあって、それをやる。10月のミニキャンプから、スタートです」

――2019年のラグビーワールドカップ日本大会に向け、ご自身はどうコミットしたいですか。

「2019年が、(自身の)ピークになるようにしていきたいです」

ラグビーライター

1982年、富山県生まれ。成城大学文芸学部芸術学科卒。2006年に独立し、おもにラグビーのリポートやコラムを「ラグビーマガジン」「ラグビーリパブリック」「FRIDAY DIGITAL」などに寄稿。ラグビー技術本の構成やトークイベントの企画・司会もおこなう。著書に『ジャパンのために 日本ラグビー9人の肖像』(論創社)『サンウルブズの挑戦 スーパーラグビー――闘う狼たちの記録』(双葉社)。共著に『ラグビー・エクスプレス イングランド経由日本行き』(双葉社)など。

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