知られざる武蔵野エリアの名銭湯「千代乃湯」
サウナ散歩家のカラーひよこです。都内とその周辺のサウナ巡りが趣味で、これまでに 300 店を数えるサウナ・銭湯・スーパー銭湯を渡り歩いています。
今回は三鷹市の「千代乃湯」さんでのサ活レポートです。以前近所に住んでいたのですが、地元ではイチオシの銭湯です。
「天然名水」水風呂と「ふろはふろやで」の看板に偽りなし
この看板の第一印象からしてインパクトがあります。銭湯を利用した事はなくてもこの道を通りかかった事があれば絶対に印象に残るかと。。
駐車場側だけでなく入り口横にも店主さん(?)の全身ショットが。この日は平日の午後8時頃の訪問でしたが、割と空いている時間帯のようでした。
浴室は男女月替わり制で、8月の男性側は「すいれん乃湯」側でした。来るたびに今日はどちら側だろうかと楽しみなのですが、「すいれん乃湯」は露天風呂に「ぬる〜い湯」という浴槽があるのが個人的には好み。
内湯の壁には睡蓮をあしらった水彩画調の絵がワンポイント的にそこかしこに。洗髪・洗体の後、各種ジェットで下茹でされてからサウナマットを手にサ室へ。
この千代乃湯さんでひとつ気を付けたいのは、飲み物の自販機が店の外にしかないところ。水分補給の飲み物は、店舗の角にある自販機で購入するか自分で用意しておくようにしましょう。
すいれん乃湯側のサウナは湿度高めのコンフォートサウナ。入って正面に巨大なローズクォーツの岩石がおいてあります。壁も床もスチームサウナっぽい作りですね。テレビの下には水の張った四角い井戸のような装置?が。
サウナは個人的には隣の「一茶乃湯」側のドライサウナの方が好みです。でもこちらには露天風呂に自分好みのぬる湯がある、と。男性側も女性側もそれぞれバラエティーに富んだ良さがあるのでした。
サウナを出て水風呂へ入ると、相変わらずの「水質」の良さに感心してしまいます。「天然名水」と強気に謳っていますが、これは看板通りです。後述の日本庭園のような露天風呂の素晴らしさに目が行ってしまいますが、この千代乃湯さんの一番の売りどころはこの水風呂の水質なんじゃないかと。
この辺りの水風呂と言えば、お隣の武蔵境の「境南浴場」(きょうなんよくじょう・現在工事中、12 月上旬にリニューアルオープン予定)がサウナーには有名ですが、筆者は交代制のお風呂と露天風呂含めて総合的には「千代乃湯推し」です(笑。
武蔵野生まれ三鷹育ちの筆者ですが、そう言えば祖父母の住んでいた杉並の水と比べると武蔵野三鷹の水って美味かった記憶です(ちなみに国分寺も水が良いです)。
下手なスーパー銭湯よりも見事な露天風呂
ゆっくり3セッションして天然名水の水風呂を堪能してから露天風呂へ。広いスペースの半分は日本庭園調のフリースペースという、ある意味贅沢過ぎる造り。
鯉や亀こそ泳いでいませんが大きな池があり、その池は壁を挟んだ隣の「一茶乃湯」側と繋がっています。ちなみにその一茶の湯側の露天風呂には、池の上に橋が掛かっており(!)、頭上には藤棚が(!)。この藤のシーズンにはまだ入った事がないので4月か5月に男性側が「一茶乃湯」側に当たった時にまた来なければ・・。
ヘタなスーパー銭湯よりも感心してしまう見事な露天風呂です。
かようにそちこちに植えてある植物も心を和ませてくれますし、見上げれば周囲に高い建物も無いので空も広い。ぬる湯の浴槽にゆったり浸かった後は、岩風呂の中に2つ置いてあるつぼ湯でしっかり温まり終了。
いつ来ても満点を付けたくなる銭湯です。立地が駅近であればもっとメジャーな存在になるかとも思うのですが・・おすすめしておいてアレですが、あまり繁盛し過ぎて混雑してほしくない思いも(笑。
駅からバスで 10 分(地元感覚的には歩けない距離でもない)ですが、駐車場はたくさんあるので、機会がありましたらぜひ一度寄って確かめてみてください。
千代乃湯(公式サイト)
入浴料:520 円・サウナ 350 円
営業時間:15:30 〜 23:00(土日は 13 時から営業)
定休日:火曜日
アクセス:JR 中央線「三鷹駅」「武蔵境駅」よりバス約 10 分
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