7月はカレンダーに注意 オリンピックで19日が平日、22、23日が祝日に
7月に入ったが、カレンダーや手帳を見ると、19日(月)が赤字で「海の日」と印刷されているのではないか。しかし、昨年12月施行の改正五輪特措法により、祝日の移動が行われているので注意を要する。
すなわち、19日だった「海の日」は開会式の前日である22日(木)に移動しているし、本来であれば10月11日(月)だった「スポーツの日」も、開会式当日である7月23日(金)に変更されている。
この結果、開会式前日の22日(木)から開会式と土曜をはさんで25日(日)までが4連休となる。交通混雑の緩和を図るためだ。
政府はオリンピックを開催する意向だし、たとえ土壇場で中止や延期になっても、国会が閉会中だから、もはや五輪特措法の再改正はない。したがって、祝日の移動がキャンセルされて元に戻ることはない。
五輪特措法では、本来は8月11日(月)だった「山の日」も閉会式当日である8月8日(日)に変更されている。祝日法の規定で翌9日(月)が振替休日になるから、閉会式前日の7日(土)から閉会式翌日の9日(月)までが3連休になる。
五輪特措法の施行前に印刷された2021年版のカレンダーや手帳には、こうした祝日の移動が反映されていない。忘れずに手書きで修正し、これを前提として仕事や休暇の予定を立てる必要がある。(了)
(参考)
五輪特措法を反映した正しい7月、8月のカレンダー