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【名古屋】11月8日の「あられ・おせんべいの日」を前に大須で営むせいんべいの老舗をはしごしてみた

羽矢旬良100縁ライター(名古屋市)

毎年11月の立冬の日は「あられ・おせんべいの日(全国米菓工業組合)」だそうで、令和5年の立冬は11月8日(水)です。筆者にとってせんべいは酒のつまみ。お酒に合いそうなせんべいを大須に探しに行きました。
大須商店街にはせんべいの老舗が2軒あり、どちらも自家製のおせんべいが人気のようです。今回は、それぞれから個性的なおせんべいを購入しましたのでご紹介します。
最初に伺ったのは「朝日軒」さん。創業は大正10年で、当時は大須スケートリンクの近くで営業していたのですが、50年ほど前に今の場所に移転されたのだそうです。

筆者が伺った時、自家製の手焼きせんべいは向かって左側の棚に並んでいました。この手焼きせんべいを含め、棚に並んでいる袋入りのせんべい、1袋375円ですが、3袋購入すると1,080円になります。筆者は、手焼きせんべいと他2袋の合計3袋を購入。

昔ながらの手法で作られた〈高級〉手焼きせんべい
昔ながらの手法で作られた〈高級〉手焼きせんべい

「手焼きせんべい」は懐かしい味です。ザクッとした食感で甘みがあり、カステラのような風味でとてもおいしい。硬さと大きさもちょうど良く、手軽に食べることができます。ついつい食べ過ぎてしまいそう。この「手焼きせんべい」ですが、以外にも日本酒に合うんです。
残りの2袋は手焼きではなく仕入れて販売しているものです。
1つは「たまねぎえびせん」。某お菓子メーカーのバーベQ味に似ています。エビとチーズの風味もかすかに感じるもので、食べ始めたら後を引く感じで止まらなくなりますので要注意。
2つ目の「しろえび小判」は、「富山湾の宝石」といわれる白エビパウダーで風味をつけた薄焼きのおせんべいでした。黒こしょうがまぶされているのでピリッとパンチがあります。これら2つは、ビールをはじめ炭酸系ならほぼ合いそうです。

朝日軒さんには、今回ご紹介したおせんべい以外にも人気商品がまだまだあるようなので、ぜひ食べてみたいものです。

店名:朝日軒 観音店
住所:名古屋市中区大須2-18-47
営業時間:9:00~18:00
休日:水曜日(祝祭縁日の場合は木曜日)

次にお伺いしたお店は「煎餅楽 玉泉庵」さん。

こちらのお店では、「なごや 味噌せんべい」を購入しました。自社工場で焼いたおせんべいなんだそうです。商品名を見ると「五平みそだれ」になっていました。五平餅のような味なのでしょうか。

外側の袋の中には大き目の乾燥剤が入っていて、おせんべいは1枚ずつ個別包装になっていて、とてもていねい。

「でかッ」と思わず声に出してしまいました。見た目からは、硬めで濃い味がしそうという印象を受けます。

見ての通り、結構分厚いのですが、思ったより柔らかい食感でした。おみその味はしっかり感じます。ボリュームがあるので食べごたえがあります。そうですね、おせんべいに五平餅のタレが塗られているような感じでした。こちらもおいしい。これはビールのお供。

「玉泉庵」さんも、個性的なおせんべいが並んでいましたので、ぜひ、また立ち寄りたいですね。

店名:煎餅楽 玉泉庵
住所:名古屋市中区大須 2-18-55 ダイアパレス第二大須 1
営業時間:10:00~19:00
休日:無休

100縁ライター(名古屋市)

仕事の合間と休日に立ち寄ったお店やスポットをご紹介します。気象予報士(趣味)なので、天気や気候と絡めた記事も書いていきたいと考えています。名古屋生まれ名古屋育ち。現在、近郊在住。

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