【横浜市中区】ここ、波止場の倉庫じゃん!! ビックリするような所に絶景とイタリアンのデートスポット!
横浜市地域情報クリエイターのみうけんです!
横浜といったら、まず思い浮かべるのはみなとみらいに代表される港の風景ではないでしょうか。
昼も夜も美しい、風光明媚で風も心地よい海沿いはデートスポットとしても最適ですよね。
商業施設も発展している横浜には美味しいお店もたくさんありますが、その中でもハマっ子だからこそ知りえる、とっておきの穴場スポットを紹介したいと思います。
今回やってきたのは、中区の新山下というところ。
実際行くと倉庫とコンテナ、ダルマ舟が連なる場所なのですが、このお店もナント倉庫の一角にあるんです。
今回紹介するのは、メインの観光地域からは離れているけれど、静かな雰囲気でゆっくりとデートを楽しめるオーシャンビューのレストランである「Re:Journal」さん。
上記の倉庫の脇が駐車場になっており、黄色いコーンが立っている区画に駐車もできます。
その奥には、かわいいアーチの入り口があって分かりやすいです。
アーチをくぐると、圧巻の光景が眼前にバババババババーーンと広がっています!
そう、このオーシャンビューは横浜でも別格です。
右にベイブリッジ、左にランドマークタワーやコスモクロック、マリンタワーを一望できる、とっておきの場所なんです。
このお店は、元町などで地域密着カフェを経営されている「UNI COFFEE ROASTERY」さん系列のネオイタリアンレストラン。
かつて、この場所でバブル期に一世を風靡したタイ料理店「タイクーン」の跡地にオープンされました。
一階の屋内席はもちろん、テラス席ももちろんオーシャンビュー。
空に広がる青空と雲が夕日に照らされて、だんだん夜景に変わっていくさまは「幻想的」の一言でした。
店内もスタイリッシュで洗練されていて、まるで高級ホテルのレストランにでも来たかのような錯覚を覚えます。
そんなラグジュアリーさも、大切な人との大切な日をいろどるのには最適な場所ですよね。
今回いただいたのは、ディナーコースの「Ricordoコース」(8800円)。
乾杯のスパークリングワインを含んで、お肉もお魚もパスタも楽しめる、贅沢なコースなのです。
▼ソムリエセレクト スパークリングワイン
まずはスパークリングで乾杯しました。
車で来たので、みうけんはノンアルスパークリングで。
キリッとした爽やかさがお口で弾けるスパークリングでテンションもアップです。
▼Benvenuto(ようこそ!)
お皿の上に岩塩で円が描いてあるなと思ったら、帆立の貝殻に乗ったアミューズが。
「幸せなひとくちを」という意味が込められているんだそうです。
サフラン香るチップの上に、爽やかな香りのパプリカのムースが乗っています。
コンソメムースのコーティングも効いて、野菜の甘みもしっかり活きています。
サクッとトロッと、夏の味。
カトラリーも実に洗練されています。
右にあるのはフィッシュソーススプーン。
お皿に残ったソースを余すところなく味わえるように考えられたスプーンで、これがあるということはソースに対する自信の表れでもあるのです。
▼甘海老と帆立・カラフルトマトのマリネ
コンソメジュレ
彩りの良い多種多様なミニトマトが実に綺麗ですねぇ。
さらに、ねっとり甘い帆立とウニがコンソメジュレで優しく包まれています。
グラスにはいっているので、見た目にも可愛くて女性が喜びます。
食感と涼しさを演出する、これまた夏にふさわしい、涼しくてバエる逸品でした。
つづいてのドリンクです。
ジュースですが、ブラッドオレンジのジュースは味わいが濃くて美味しいですから、ぜひお試しを。
だんだんと陽も傾いてきて、夕焼けになってきました。
席から一望するみなとみらいの摩天楼の間に夕陽が沈んでいくさまは、まさに感動的です。
この光景が眺められるテラス席、ってのも実にぜいたくですよね。
お料理のお値段は他のお店と競合していますが、この唯一無二の絶景は「Re:Journal」さんならでは。
▼自家製フォカッチャ
ハーブオイル
ローズマリーが振られたフォカッチャには、スタッフさんお手製のハーブオイルが添えられています。
たかがパン、されどパン。
日本人がお米を大切にするように、主食というのはどこの国でも大切な存在なんだなと思い知らされました。
せっかくの美味しいフォカッチャです。
一気に全部食べずに大切にとっておき、後でお皿のソースをすくって食べると2度美味しいですよ。
▼プッラータチーズを詰めたラビオリのカチョ エ ペペ
ゴールドラッシュと万願寺とうがらしのピューレ
ぷっくりと食感の良いラビオリには、香ばしいチーズがたっぷり削られています。
その脇には、それぞれゴールドラッシュ(トウモロコシのソース)と万願寺とうがらしのソースが添えられています。
とうがらしの力強い甘みはお口にバシバシッと広がって、、万願寺のとうがらしの風味は爽やかです。
この2つの風味が、チーズこってりラビオリのムッチリ感と合わさって、最強の美味しさです。
▼ラグー ディ オッソプーコ
レモンの香り
自家製パスタは細くて食感がしっかり。
お肉の力強い旨味がお口に炸裂するラグーは、やはり芸術的な美味しさです。
ラグーは大好きなので、たまに牛肉と赤ワインを何時間も煮込んでラグーを作りますが・・・。
正直、プロが作るとなんでこんなに違うのかと思うほど別物ですねぇ。
こってりと力強い旨味のラグーソース。
細くてしっかりとした食感のパスタ。
この絶品どうしの組み合わせ。
まさに「ごちそう」と呼ばずして、何と表現すべきなのでしょう。
▼太刀魚のロースト ナスのコンフィ
バルサミコソース
この盛り付けの美しさ、スタイリッシュさにハラハラドキドキ。
イタリアンは好きですが、まさにフレンチの盛り付けですよね。
ナスはトロットロに軟らかく、太刀魚は皮目パリッと身はフワッと。
この2つがトロフワッとサンドされて、もうお顔までトロける逸品。
太刀魚は、その名の通り刀のような輝きを持っています。
その美しさは焼かれても損なわれることなく、見た目にも美しい逸品です。
▼黒毛和牛特選部位のグリエ
夏野菜とエストラゴン風味のソース
まったまた〜、夜景に合う一皿がやってきました。
普段はそんな事しないのに、ついつい夜景を背後に入れて写真を撮ってしまいました。
なぜか付け合わせの野菜から先に頂いたのですが、このお野菜がイイんです。
食感・彩り、ともに美しくて、付け合わせなのに充分にバエてしまっています。
牛肉はモモ肉なので、さっぱりした旨味の赤身肉なのが嬉しいです。
噛めば噛むほど旨味があふれるギュムギュムとした食感、あふれる肉汁は絶対に味わうべき逸品。
エストラゴンは羊料理などに多様に使うスパイスで、独特の香りと風味はが特徴です。
ちょっと中華料理のような雰囲気もあって、食べてこそわかる感動的な美味しさです。
▼本日のドルチェ
まずは、出てきたカトラリーにビックリ。
大きなスプーンだなぁ。
カレーライスでも出てくるのか!? とか言い出したみうけんは、やっぱり庶民。
あぁ、恥ずかしくて顔から火が出ます。
「きっとアイスかジェラートでしょ」と冷静な妻ちゃんを尊敬しました。
さすがは妻ちゃん、読みが当たってます。デザートは白桃のセミフレッドでした。
しっかりとした桃が入った半解凍のアイスケーキで、シャリシャリッとした感触がカトラリーを通して伝わってきます。
シャンパンムースのような泡が添えられて見た目にも可愛く、桃の風味がしっかりと感じられました。
▼コーヒー
さすがはみうけんさん御用達、元町はユニコーヒーの系列のお店。
コーヒーは少しダーク感のあるイタリアンローストです。
こってり・さっぱり・あまあま・トロトロ・ガッツリの余韻が共演しているお口を、ビシッと静寂に〆てくださいました。
◆◇◆後記◆◇◆
食べ終わった頃には、すっかり夜もふけて眼前に広がる港の景色は夜景になっていました。
本当に、夕暮れから夜景までの時の流れを楽しむことができる空間というのは貴重だと思います。
すっかり忙しくなってしまった現代人。自分もその一人です。
最近の自分を、じっくりと考えてみました。
ゆっくりと雲を眺めただろうか?
ゆっくりと港を眺めただろうか?
ゆっくりと夕日を眺めただろうか?
ゆっくりと夜景を眺めただろうか?
皆さまは、いかがですか?
長くも短い、一回きりの人生です。
たまには、頑張っている自分にご褒美を与えてみるのもいいのかな、と思います。
誰にとっても大切であろう、広々とした雄大で美しい風景をゆっくり眺めながら美味しい食事をとる・・・。
今を生きる現代人にとって、もっとも大切で、もっとも尊い瞬間なのではないでしょうか。
また、こちらのお店はスタッフさんの接客も洗練されていて、ものすごく丁寧なんです。
店内にはバーカウンターもありますし、トイレも含めて清掃がしっかり行き届いており、本当に素晴らしいなと思いました。
駅からは少し離れていますが、行く価値のある絶景のお店。
そのお店の名は「Re:Journal」さん。
横浜を愛し、自然を愛し、美しい風景を愛し、美味しいお料理を愛するあなたへ。
横浜に生きてきて半世紀ちかく、ようやっと見つけた「過去最高のオススメしたいお店」が、この「Re:Journal」さんなのです。
お試しを!
050-3196-2286
営業時間
【平日】
ランチ 11:30〜15:00(L.O 13:00)
ディナー 17:00~22:00 (ディナーコースは17:00~)
【土日祝日】
ランチ(11:30~15:00)(L.O 13:00)
ティー 15:00~17:00 (ドリンク・アンティパスト・ドルチェのみ)
ディナー 17:00~22:00(ディナーコースは17:00~)
定休日 月曜日
※お店の情報・メニューなどは予告なく変更となる場合があります。
※レビューはあくまでも筆者の嗜好によるもので、皆様のお好みとは異なる場合があります。