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仲邑菫二段が視覚障がい者の院生に胸を貸す特別対局 6月4日開催

内藤由起子囲碁観戦記者・囲碁ライター
絶好調で多忙の仲邑菫二段。2021年4月、日本棋院=筆者撮影

絶好調仲邑菫二段が、視覚障がい者で初の院生になった岩崎晴都さんに胸を貸す特別対局が6月4日に打たれます。手合いは2子。視覚障がい者用の特製碁盤をします。ふたりは中学1年の同級生。どんな戦いを見せてくれるでしょうか。

英才枠採用で小学生棋士となった仲邑菫二段も4月から中学1年になりました。順調に成長し今年の成績は24勝4敗、勝率.857(5月27日現在)とランキング上位をキープしています。

多忙な仲邑菫二段ですが、今回、院生となった岩崎晴都さんに胸を貸します。

視覚障がい者用の碁盤碁石を使って対局中の岩崎晴都さん。=2019年12月、筆者撮影
視覚障がい者用の碁盤碁石を使って対局中の岩崎晴都さん。=2019年12月、筆者撮影

岩崎さんの師匠、信田成仁六段は少し前に仲邑二段と対戦して負けているので、「師匠のかたきをとってもらいたいところですが、師匠からみて、二子ではまだ勝負にならないと思います。よいチャンスですので、力いっぱいぶつかって欲しい」とエールを送っています。

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囲碁観戦記者・囲碁ライター

囲碁観戦記者・囲碁ライター。神奈川県平塚市出身。1966年生。お茶の水女子大学大学院修士課程修了。お茶の水女子大学囲碁部OG。会社員を経て現職。朝日新聞紙上で「囲碁名人戦」観戦記を担当。「週刊碁」「囲碁研究」等に随時、観戦記、取材記事、エッセイ等執筆。囲碁将棋チャンネル「本因坊家特集」「竜星戦ダイジェスト」等にレギュラー出演。著書に『井山裕太の碁 AI時代の新しい定石』(池田書店)『囲碁ライバル物語』(マイナビ出版)、『井山裕太の碁 強くなる考え方』(池田書店)、『それも一局 弟子たちが語る「木谷道場」のおしえ』(水曜社)等。囲碁ライター協会役員、東日本大学OBOG囲碁会役員。

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