滑らかできめ細やかな餅肌が愛しい駒田屋本舗さんの「豆大福」小柄で手に取りやすいおやつサイズ嬉しい!
異なる魅力を放つ日本の四季。食べ物は勿論、ファッション誌などを通じても季節感を如実に感じることができますね。衣食問わず共通する事項としては旬(流行り)があるかと思いますが、それに左右されず愛されるトラッドな存在も欠かせません。
和菓子でトラッドな存在というと、例えば豆大福。通年商品として販売なさる和菓子屋さんも多く(夏季は販売休止なさるお店も)、季節はうつろえど豆大福を目当てに訪れるという方が沢山いらっしゃるお店も。
江戸時代後期、福島県福島市にて和菓子屋さんを開業なさってからというもの、地域の方々をはじめ遠方にもファンを多く持つお店となった「駒田屋本舗」さん。残念ながら都内在住の身としては足繁く通うことはかないませんが、有難いことに東京都の日本橋のアンテナショップにて駒田屋本舗さんの餅菓子などを購入することができるのです。
今回は通年商品のひとつ「豆大福」をご紹介。
幾分一般的な大福よりも小柄な佇まいが慎ましくも愛らしい。(若干平らなのは流通の関係もあるのでしょうか)お腹いっぱいになる、というよりは、ふとした時に手に取りたくなるおやつというポジションかと。
駒田屋本舗さんの餅菓子の特徴は、個人的には非常にきめ細やかで滑らかな餅肌にあると思うのです。ムチンという歯切れよりも、もちもちとした柔らかな触感とふくよかな甘味、そして滑らかさを裏付けるようなやや下に絡みつくような伸びの良さも魅力のひとつ。
また、小豆本来の滋味を残したつぶし餡とえんどう豆の塩気が、全体をきゅっとひきしめつつもまろやかな甘さをそっと差し出してくれるようなトーンに整えてくれているかのよう。
その口馴染みの良さは、お腹が空いている時には心地よすぎるほど心地よすぎて、思わずふた口で食べ切ってしまったほど。しめしめ、誰も見ていないとばかりにふたつめに着手したのは言う間でもなく。
また、今が旬の枝豆をたっぷり包んだ「ずんだ大福」は、夏を満喫できるお菓子として推したいところ。
一年を通して美味しい和菓子こそ、五感を活用させて季節感を楽しむひとときのお供にしてみてはいかがでしょうか。
ちりん、と風鈴の音に耳を傾けながらキーンと冷えたお茶といただくのも、冷房が効きすぎた部屋で二の腕をさすりながら、温かいお茶と一緒にいただくのもまた一興。
最後までご覧いただきありがとうございました。
<駒田屋本舗・本店>
公式サイト(外部リンク)
福島県福島市荒町5-29
024-522-4729
平日 8時30分~18時
土日祝日 8時~17時
<日本橋ふくしま館 MIDETTE>
公式サイト(外部リンク)
東京都中央区日本橋室町4-3-16 柳屋太洋ビル1階
03-6262-3977
10時30分~19時
休日 年末年始