蕎八 かやの【会津若松市】2種の蕎麦に2種のうどんあります お好みでその日の気分で体調で選べます
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蕎八(きょうや) かやの
「蕎八」が読めなくて、今度行ったら聞こうと思ってましたが、メニューが新しくなっていて、メニューに「きょうや」と書いてありました。
前に行ったのは、コロナ禍真っ最中で、入場人数の制限等ありました。
今も「マスク着用の推奨」等、コロナ感染への予防に努められています。
「蕎八」について補足。
「蕎麦(そば)」は熟字訓(じゅくじくん)と言われる読み方で、熟字(2字以上の漢字の組み合わせ)に訓読みをあてた読み方になります。「蕎」は「そ」という読みはなく、「ギョウ」「キョウ」という読み方しかありません。
蕎麦 2種 更科蕎麦 と 石臼荒挽き蕎麦 / つきたて餅
更科蕎麦メニュー。「冷たい蕎麦」「温かい蕎麦」があります。
「高遠そば」(会津 高遠そば *1)は1998年まで、全国で会津にしかなかったメニューです。
会津にはよくあるメニュー。
「石臼荒挽き蕎麦」はメニューが控えめ。
「更科蕎麦」の方が高いかと思いきや、「石臼」で流通量が少ないのか「石臼荒挽き蕎麦」の方が100円高。
「かやの」には「つきたて餅」メニューがあります。
餅が好きな人は多いはず。
でも、意外と「あんこは当然として」、「納豆はないのか」とか「大根おろしが食べたい」とか、餅好きにもいろいろ居て(なかなか好みが細かい)、餅を用意するような時は大変なのですが、「かやの」には、代表的な餅が揃っています。
うどん 2種 うどん と 伊勢うどん / 会津郷土料理
うどんメニュー。「冷たいうどん」「温かいうどん」があります。
伊勢うどんもあります。って、「伊勢うどん」を知らなかったのですが、今日はつれあいが注文しました。
会津の郷土料理もあります。有名な3つ。
- にしんの山椒漬け
- 棒タラの煮物
- 天ぷら饅頭
珍しいのは、「鯉の天ぷら」があること。
会津でも数店しか「鯉の天ぷら」はありません。
天ぷら伊勢うどん
太くて柔らかい麺を、色の濃いタレで食べるのが「伊勢うどん」。
「伊勢うどん」は、伊勢神宮へ長旅をしてきた参拝客へ胃腸に優しい食事として提供されました。
「伊勢うどん」は「やわうどん」のトップランナーらしい。
見るからに、太くて柔らかいうどん。
タレをかけて混ぜて食べます。
食べてみると美味しい。
初めてうどんで面白い。
「伊勢うどんのスープ」がつきます。
うどんタレが濃いので好みで割ります。
冷やし天ぷらかけ蕎麦 (冷たいかけ蕎麦)
冷たいかけ蕎麦、更科蕎麦で蕎麦が白い。
「更科そば」は、「一番粉」と呼ばれる色白のそば粉を原料として作られるので、白い蕎麦になります。
会津ではトップクラスの白い蕎麦。
天ぷら、かけ蕎麦、それも「冷たいかけ蕎麦」によく合います。
店内
晴れていて、外が明るかったせいか、店内はやや暗く感じました。
冷たいお茶がセルフで、ポットが置かれていました。
会津 高遠そば *1
会津松平家の初代藩主 保科正之(ほしな まさゆき)は、徳川2代将軍 秀忠の隠し子として、信州高遠藩の保科家で育ちます。その後、出羽山形藩、陸奥会津藩へと加増移封されましたが、無類の蕎麦好きであったので、蕎麦職人や穀屋を連れてきました。
会津の人達が「高遠からきた人達の蕎麦の食べ方」として伝わっているのが 会津の高遠そばです。
高遠藩とは、長野県信州伊那地方にあって、信州蕎麦発祥の地と考えられている土地で、1998年に伊那の昔からの蕎麦の食べ方も「高遠そば」と命名され、お里帰りをした感じ。
伊那では、焼き味噌と辛み大根を使いますので、会津の高遠そばとは異なるのですが、これも長い月日の中の歴史の変転の妙でしょう。
【蕎八 かやの】
住所:〒965-0873 福島県会津若松市追手町5−34
電話番号:0242-27-0825
定休日:水曜日
地図、ナビ用リンク
「伊勢うどん」は初めてでしたし、「冷たいかけ蕎麦」も初めてかもしれません。
(店で食べた記憶はない、大抵はざる蕎麦にしてしまう)
どちらも美味しかった。
普段、あまり気にしてませんが、会津で、温かいかけ蕎麦はよくみるような気もしますが、冷たいかけ蕎麦はやや珍しいかも。
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