スーパースターが背中に綴ったのは、ニックネームではなく亡き義弟の名前
昨夏と同じく、マイク・トラウト(ロサンゼルス・エンジェルス)は背中に「KIIIIID」と綴ったユニフォームを着るはずだった。これは「KID(キッド)」を伸ばしたものだ。永遠の野球小僧、あるいは野球少年とでも言うべきだろうか。
だが、8月24日の試合に出場したトラウトの背中には「A.COX」と綴ってあった。妻ジェシカの弟で、9日前に24歳で亡くなったアーロン・コックスのことだ。トラウトとジェシカ、コックスは、同じ高校に通った。
コックスは元マイナーリーガーでもあった。2015年のドラフトで、19巡目(全体585位)にエンジェルスから指名されて入団。今シーズンはAAAで投げていたが、8月6日に引退した。エンジェルスも遺族も、死因は公表していない。
トラウトは「A.COX」のユニフォームを着る前日に、コックスと一緒に写った写真をインスタグラムにアップした。その文章には「君はただの義弟じゃなかった…ベスト・フレンドだった」とある(Link)。