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大自然とグルメを満喫! ひとり旅で訪れたい「北海道の温泉地」5選

高橋一喜温泉ライター/編集者

野趣あふれる風景の中に溶け込む露天風呂を満たす湯量豊富な源泉。大自然の中で心身ともに解放された気分に浸れるのが北海道の温泉の魅力である。

なんといっても、温泉地数は全国第1位! 源泉かけ流しの温泉施設も多い

海の幸を筆頭に、野菜や乳製品などおいしいものには事欠かない。観光客が多いこともあって、意外と全国各地からアクセスがよいのも魅力。東京からだったら、電車を乗り継いで関東近県の温泉地に行くよりも早く到着できる。

そんな北の大地の中からソロ温泉(ひとりでの温泉旅)で訪れたい温泉地を5カ所紹介したい。

①カルルス温泉

登別温泉から車で15分ほどの山あいにひっそりと湯けむりをあげる温泉地。外国人観光客などでにぎわう登別と違って、数軒の宿以外には自然しかなく静かだが、ひたすら良質な温泉につかり、おこもりするには最適。

ただ、飲食店やコンビニはないので食事付プランにしたほうが無難だ。鈴木旅館には長期滞在者向けの湯治プラン(三食付き)もある。

鈴木旅館は源泉かけ流し
鈴木旅館は源泉かけ流し

②帯広温泉

実は帯広周辺は、温泉ツウにも評判なモール泉が湧くエリア。帯広駅前のビジネスホテルにも鮮度の高いモール泉がどかどかとかけ流されるほど。特に温泉銭湯「アサヒ湯」はモール泉の最高傑作。

温泉好きなら、ぜひ帯広周辺の名湯めぐりを愉しんでほしい。グルメでは名物の豚丼が人気。

豚丼は必食グルメ
豚丼は必食グルメ

③トムラウシ温泉

北海道のど真ん中に位置する一軒宿「東大雪荘」。日本百名山トムラウシ山登山の拠点であり、日常から隔絶された大自然の中で、静かな時間を過ごしたい人には最適。湯治プラン(三食付き)もあり、おこもりもできる。

スマホは通じるものの、Wi-Fiはひ弱な電波がロビーの一部で使用できるのみ。せっかくだからスマホを手放して大自然と温泉を満喫しよう。

東大雪荘
東大雪荘

④利尻島・礼文島

北海道の北部に位置する自然豊かな離島。特にシンボルである利尻富士は圧倒的な美しさで、訪れる人を魅了する。

火山帯に属しているため、利尻島・礼文島ともに温泉が湧く。利尻島には「利尻富士温泉」と「利尻ふれあい温泉」、礼文島には「うすゆきの湯」というすばらしい温泉がある。

温泉も魅力だが、滞在中は登山や海の幸など島の大自然も堪能したい。アクセスは大変だが、わざわざ訪ねる価値がある。

採れたてのホタテは甘い
採れたてのホタテは甘い

⑤川湯温泉

道東に湯煙を上げる温泉地で、近くには屈斜路湖や硫黄山など北海道の大自然を満喫できるスポットが多数ある。北海道では貴重な酸性泉が豊富に湧いており、温泉好きにはたまらない。ドライブも快適なエリアなので、車やバイクで訪ねると充実した旅となるだろう。

温泉の源「硫黄山」
温泉の源「硫黄山」

高橋一喜|温泉ライター

386日かけて日本一周3016湯を踏破/これまでの温泉入湯数3800超/著書に『日本一周3016湯』『絶景温泉100』(幻冬舎)、『ソロ温泉』(インプレス)/温泉ワーケーションを実行中/2021年1月東京から札幌へ移住/InstagramnoteTwitterなどで温泉情報を発信中

温泉ライター/編集者

温泉好きが高じて、会社を辞めて日本一周3016湯をめぐる旅を敢行。これまで入浴した温泉は3900超。ぬる湯とモール泉をこよなく愛する。気軽なひとり温泉旅(ソロ温泉)と温泉地でのワーケーションを好む。著書に『日本一周3016湯』『絶景温泉100』(幻冬舎)、『ソロ温泉』(インプレス)などがある。『マツコの知らない世界』(紅葉温泉の世界)のほか、『有吉ゼミ』『ヒルナンデス!』『マツコ&有吉かりそめ天国』『スーパーJチャンネル』『ミヤネ屋』などメディア出演多数。2021年に東京から札幌に移住。

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