デッドラインが過ぎてから、トレードで外野手を獲得する。4年前にエンジェルスで33本塁打
8月4日、クリーブランド・ガーディアンズは、金銭と交換に、ロサンゼルス・ドジャースから外野手のコール・カルフーンを獲得した。
同じ日に、ガーディアンズは、一塁手のジョシュ・ネイラーと内野手のタイラー・フリーマンを故障者リストに入れた。その一方で、カルフーンとAAAにいた遊撃手のホゼ・テイナをアクティブ・ロースターに加えた。
カルフーンは、2012~22年にメジャーリーグで1196試合に出場している。現在の年齢は35歳だ。2019年までは、ロサンゼルス・エンジェルスで主にライトを守り、2015年にゴールドグラブを受賞。2019年は33本のホームランを打った。
ガーディアンズでは、わずかながら経験のある、一塁手としても起用されるのではないだろうか。ネイラーが離脱しただけでなく、こちらも一塁手のジョシュ・ベルは、8月1日にマイアミ・マーリンズへ移籍した。こちらは、デッドライン直前のトレードだ。
デッドラインが過ぎてから、トレードで選手を獲得することは、基本的にはできない。ただ、カルフーンは、今シーズン、40人ロースターとメジャーリーグの故障者リスト、そのどちらにも一度も入っていない。なので、デッドライン後もトレードは可能だった。
ここまで、カルフーンは、ニューヨーク・ヤンキースとドジャースのAAAで計58試合に出場し、打率.297出塁率.376を記録している。69安打のうち、44.9%の31本は長打。二塁打が17本、三塁打が5本、ホームランは9本だ。
ガーディアンズは、トレード市場で売り手に回り、遊撃手のアーメッド・ロザリオ、先発投手のアーロン・シバーレ、ベルを放出した。ロザリオはドジャース、シバーレはタンパベイ・レイズへ移った。
もっとも、完全に白旗を掲げたわけではなく、ロザリオと交換に、先発投手のノア・シンダーガードを獲得している。移籍後、シンダーガードは、7月31日のマウンドに上がり、ガーディアンズに勝利をもたらすことはできなかったものの、5.1イニングを投げて1失点(自責点1)を記録した。
8月3日を終え、ガーディアンズは53勝56敗ながら、ア・リーグ中地区首位のミネソタ・ツインズと2.5ゲーム差の2位に位置している。