理学療法士ってどんな人?【10月理学療法士を知ろう】
田舎の民間病院で理学療法士として勤務しているぴぴです。
みなさまにひとつでもためになるような知識や情報をお届けしていきたいと思います。
今月のテーマずばり「理学療法士を知ろう」です。
理学療法士ということばは聞いたことあるけど、
・一体何をしている仕事なの?
・どんなところで働いているの?
など、理学療法士に関する疑問を解決していきます。
理学療法士とは
「理学療法士」ということば、よくわからない漢字ばかりが並んでいて、仕事の内容がいまいち伝わってこないですよね。
理学療法士とは、簡潔にいってしまえば「動作の専門家」です。
わたしたちは日常的に
・寝返りをする
・起き上がる
・立ち上がる
・歩く
などの動きを行い、組み合わせることで、日々の活動を行なっています。
ところが、病気や怪我などの予期せぬ理由で、それらの活動ができなくなってしまうことがあります。
「怪我」というほどではなくても、筋肉痛でいつも通りに動けないことや、寝違えて首が回らないといった、日常の動きを妨げられた経験は誰しもあるのではないかなと思います。
もともと行っていた日常の生活動作をあなたに取り戻してもらうことが、わたしたち理学療法士の仕事です。
「わたしは自力で治す!!」という方もいらっしゃるかもしれませんが、もしよかったらわたしたち理学療法士を頼ってみませんか。
理学療法士の歴史
理学療法士国家試験の始まり
理学療法士は、厚生労働大臣認定の国家資格で、現在約13万人の資格保持者がいます。
1966年に最初の理学療法士国家試験が行われており、歴史は他の医療職と比較しても浅く、若い年齢層が活躍している職種です。
理学療法士=リハビリの人というイメージもあるかと思います。
リハビリの専門職は理学療法士の他に「作業療法士」「言語聴覚士」という国家資格もあり、入院機能のある一般的な病院であれば三職種がリハビリ科として在籍しているケースがほとんどです。
これらの職種の違いについても、またの機会に解説していきたいと思います。
理学療法士の年齢層
2021年の理学療法士協会の報告によると、理学療法士の平均年齢は35歳前後といわれており、実際にわたしの働く田舎の民間病院では平均年齢30歳です。
まだまだ新人気分のわたしでも資格年数13年目となり、ベテランセラピストとしての立ち振る舞いを求められることも増えています。
まとめ
10月のテーマ「理学療法士を知ろう」にちなんで
・理学療法士とは
・理学療法士の歴史
について解説してきました。
理学療法士が何をしている仕事なのか、いつ頃から活躍し始めたのか、知っていただくことができたでしょうか。
次回は理学療法士が所属する「リハビリテーション」という部門について解説していきます。
少しでも理学療法士やリハビリテーションに興味を持っていただけたらうれしいです。