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【1泊3000円も】ワーケーションで滞在したい「九州の温泉地」5選

高橋一喜温泉ライター/編集者

「おんせん県」の大分を筆頭に、温泉資源にめぐまれている九州地方。温暖な気候も魅力である。

連泊でワーケーションもしやすい九州の温泉地を紹介する。

①雲仙温泉(長崎県)

標高700m、雲仙国立公園内にある温泉地。平地に比べて5度気温は低い。明治以降はアジア在住外国人の避暑地として栄えた高原リゾートである一方、雲仙地獄などの荒々しい自然を間近に感じることができる。源泉は豊富で、宿泊施設のほか、共同浴場でも乳白色の湯を堪能できる。自然に囲まれた「コワーキングスペースH.U.B雲仙」もある。

②別府温泉郷(大分県)

「温泉のテーマパーク」ともいえるほど多彩な入浴施設がそろう別府は、街全体が温泉街。特に温泉情緒があるのは、湯煙が立ち上る景観が美しい鉄輪温泉。ホテル、旅館、湯治宿など宿泊施設は400軒ほどにのぼる。快適な旅をしたいなら「旅館・ホテル」、温泉文化にどっぷりつかりたいなら「湯治宿・民宿系」というように使い分けも可能だ。探せば1泊3000円ほどで宿泊できる宿もある。コワーキングスペースも多数。

③長湯温泉(大分県)

温泉宿が立ち並ぶ芹川の河川敷にあるのが、名物の露天風呂「ガニ湯」。野ざらしなので入浴には勇気がいるが、ほかにも共同浴場や日帰り入浴施設が充実しているので、湯浴みには困らない。湯治客用の宿が多いのも長湯温泉の特徴。九州では1、2を争う「温泉ワーケーション」向きの温泉街。

④霧島温泉郷(鹿児島県)

大小9つの温泉地からなる霧島温泉郷は標高600~850mに位置する。大型のホテルから鄙びた一軒宿までバリエーション豊富なので、ニーズに合った宿を選べる。中心部にある「丸尾温泉」はコンビニなどの店舗が集まっているため、長期滞在するには比較的便利といえる。

⑤妙見温泉(鹿児島県)

天降川沿いに妙見・安楽温泉を中心に温泉地が並ぶ。湯治風情の宿から洗練された高級旅館まで、バリエーションに富んだ宿が併存するのが特徴で、川沿いにあるため、露天風呂自慢の宿も多い。飲食店や商店が少ないのが難点だが、鹿児島空港から近いのはセールスポイント。

高橋一喜|温泉ライター
386日かけて日本一周3016湯を踏破/これまでの温泉入湯数3800超/著書に『日本一周3016湯』『絶景温泉100』(幻冬舎)、『ソロ温泉』(インプレス)/温泉ワーケーションを実行中/2021年1月東京から札幌へ移住/InstagramnoteTwitterなどで温泉情報を発信中

温泉ライター/編集者

温泉好きが高じて、会社を辞めて日本一周3016湯をめぐる旅を敢行。これまで入浴した温泉は3900超。ぬる湯とモール泉をこよなく愛する。気軽なひとり温泉旅(ソロ温泉)と温泉地でのワーケーションを好む。著書に『日本一周3016湯』『絶景温泉100』(幻冬舎)、『ソロ温泉』(インプレス)などがある。『マツコの知らない世界』(紅葉温泉の世界)のほか、『有吉ゼミ』『ヒルナンデス!』『マツコ&有吉かりそめ天国』『スーパーJチャンネル』『ミヤネ屋』などメディア出演多数。2021年に東京から札幌に移住。

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