歴史が動いたとき 趙治勲名誉名人の本因坊戦連覇が10で止まったワケ
今年6月、井山裕太名人が本因坊戦で11連覇を達成しました。これまでの趙治勲名誉名人の10連覇(本因坊戦)を越える新記録です。ところで趙治勲名誉名人の記録が10連覇で止まったときの状況はどうだったのでしょうか。
9月中旬に大阪府守口市で打たれた名人戦第3局。パンダネット解説で検討室に陣取っていた結城聡九段が、三島響初段(19)や棋譜入力アルバイトの学生さんに昔の話を語っていました。
「橋本宇太郎先生は知っているよね?え?名前だけ?」などと話しているなかで、「趙ソンジン九段は知っている?趙善津って書くのだけど。本因坊も獲ったことがあるけど、地味な人で、あまり解説とか表に出ないのだよね……」
若手棋士があまり認識していない趙善津九段、彼こそが趙治勲名誉名人の本因坊を10連覇で止めた棋士なのです。
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