【京都市山科区】五条通に並ぶ黄色に色づくイチョウの街路樹。よーく見ると1本だけアレなんです
山科区を東西に横切る五条通(国道一号線)の歩道には、街路樹としてイチョウが植えられています。間隔はまちまちではありますが、多くのイチョウは約6mほどの間隔で植えられているため、北側と南側を合わせて100本以上あります。
イチョウには銀杏の実がなる雌株と銀杏の実がならない雄株があるのですが、街路樹の場合はほぼ雄株です。大阪の御堂筋は雌株が植樹されていて、銀杏落としが秋の風物詩になっていますが、銀杏の実は独特の匂いがあるのと落果した際に実がつぶれて滑りやすくなるので、街路樹としては雄株の方が植樹されることが多いです。
五条通は何度も通った事があるので、全て雄株と思っていたのですが、1本だけ雌株のイチョウを発見しました!
こちらがそのイチョウなのですが、よーく見てみると・・・。
丸のところに銀杏の実がなっています!念のため自転車で五条通を五条トンネルから名神京都東インターチェンジまで往復してみたのですが、実がなっていたのは北側と南側のイチョウの中でこれだけでした。
イチョウの街路樹が植えられたのは高度成長期の昭和30~40年代の物が多く、老木化から全国的にも植え替えが進んでいます。そのため、雌株のイチョウの街路樹も減少しているのだそうです。
詳しい場所については秘密ですが、もしかすると筆者の見落としがあって他にも雌株のイチョウがあるかもしれませんので、五条通を歩かれる際には、雌株がないか見ながら歩くのも楽しいですよ。