本当に東京23区?!「すずめのお宿緑地公園」は青々とした竹林が京都のようで風情たっぷり
こんにちは、ホリデーノートを運営しているotoです。今回は目黒区にある「すずめのお宿緑地公園」へ行ってきました。まるで京都を訪れたような風情を感じられる公園です。
美しい竹林の風景が広がる「すずめのお宿緑地公園」
「すずめのお宿緑地公園」があるのは、東急東横線「都立大学駅」より徒歩10分の場所。インテリアショップが点在する「目黒通り」近くの住宅街に、ひっそりと広がっています。
一歩足を踏み入れた瞬間、気温が下がるような清涼感に包まれます。そう広くはありませんが、周りを青々した竹林に囲まれ、東京23区にいることを忘れてしまいそうになります。
「すずめのお宿緑地公園」という名前の由来は、この辺りが目黒有数の竹林だったことに始まります。竹林には無数のすずめが住みつき、朝どこかへ飛び立ち、夕方には群れをなして帰ってくることから「すずめのお宿」と呼ぶようになったそう。
5月には筍が生えるようで、その名残が残っています。たった2、3ヶ月でこれだけ大きくなるなんて驚いてしまいます。竹林を訪れてもあまり下を見ることがないので、脱皮したような姿が衝撃でした。
「すずめのお宿緑地公園」にいる間だけは、心が京都にトリップ。竹林を眺めるようにベンチも置かれています。鳥と蝉の声だけが聞こえる園内は静かで、ときどき鷹もやってくるのだそうです。
「すずめのお宿緑地公園」の古民家でひと休み
「すずめのお宿緑地公園」には古民家もあります。緑が丘にあった栗山重治さんの旧宅を移築復元したもので、江戸中期という時代に、釘をほとんど使わずにこのような立派な家を建てる技術があったことに驚いてしまいます。
靴をぬいで古民家の中へ入ることができます。オレンジ色の明かりが灯された部屋は、エアコンが無いにも関わらず、竹林からさらに気温が下がったような涼しさ。縁側に座りながら竹林を眺めていると、時間が経つのを忘れてしまいます。
古民家を訪れて、畳の部屋で瞑想やヨガを行う女性もいるのだとか。竹林を眺めながらのヨガは、さぞ気持ちがいいことでしょう。
ボランティアの方に話を聞くと、古民家にあるかまどで、毎日お湯をわかしているそう。火を炊くのは虫除けのためでもあるとおっしゃっていましたが、いぶされた香りが、どこか田舎を訪れたような気分になります。
「すずめのお宿緑地公園」で自然の涼しさに癒やされて
竹林の風景が楽しめる「すずめのお宿緑地公園」をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。竹林のなかを歩いていると、本当に気温が下がった感じがします。見た目からも涼しさを感じるのかもしれませんね。
縁側に座って、竹林を眺めながらお茶ができたら最高だなぁと思いましたが、古民家では飲食は禁止です。
「すずめのお宿緑地公園」のすぐ近くには、長い参道が特徴的な「碑文谷八幡宮」があります。こちらも緑が多く癒やされますので、ぜひ合わせて訪れてみてください。八幡宮ということで、応神天皇がお祀りされています。
毎年、例大祭には縁日も並ぶ大きなお祭りが行われる神社です。
すずめのお宿緑地公園
住所:東京都目黒区碑文谷3-11-22
アクセス:東急東横線「都立大学駅」より徒歩10分
公式サイト(外部リンク)