都心からアクセス良し!日本一美しい取水塔を見に行ったら「多摩湖」が絶景すぎて時間を忘れた
こんにちは、ホリデーノートのotoです。今回は、日本一美しいと言われる取水塔(しゅすいとう)「村山下貯水池第一取水塔」を見に、多摩湖へ行ってきました。
「都心からのアクセスがよくないのでは?」
「最寄駅からバスなのでは?」
と思う方もいるかもしれませんが、多摩湖へは西武多摩湖線「多摩湖駅」から徒歩5分ほど。「多摩湖駅」へは、新宿から乗り換え1回(JR中央線で国分寺駅まで行き、国分寺駅から西武多摩湖線に乗り換え)、乗車時間も40分ちょっとです。
ただ、「村山下貯水池第一取水塔」を目的地とするなら西武多摩湖線「武蔵大和駅」から歩く方が近いです。
日本一美しいと言われる取水塔「村山下貯水池第一取水塔」
取水塔とは、ダムの貯水池内に設置されている塔で、貯めた水を取水するための施設です。
「村山下貯水池第一取水塔」は1925年(大正14年)に完成したネオ・ルネッサンス様式の取水塔。レンガ造りの壁とドーム状の屋根が特徴で、”日本一美しい取水塔”と言われています。
高さは27.1mもありますが、大部分は水面下に隠れています。
パッと見た美しさだけでなく、年月を感じる色あせたような外観がなおさら美しさを醸し出しているように思います。
奥に小さく見えるのは「村山下貯水池第二取水塔」。取水量を増やすために造られたもので、1973年(昭和48年)に完成しました。
第一取水塔のように近くで見ることはできません。
「村山下貯水池第一取水塔」がある辺りは東屋のある広場となっています。
広場には、昭和2年に堤体が完成した当時の「親柱」が保存・展示されています。上の部分が黒くなっているのは、太平洋戦争時に爆弾から堤体を保護するためにカモフラージュとして塗られたものだそう。
市の面積の約4分の1を占める「多摩湖」が絶景
多摩湖は、新東京百景のひとつ。正式には村山貯水池と言い、多摩川の水を貯水する人造湖です。東大和市の面積の約4分の1を占めている大きな湖で、面積は3.1キロ平方メートルにも及びます。
多摩湖外周のランニングコースが約12キロ!多摩湖がどれだけ大きいかがわかりますね。
「村山下貯水池第一取水塔」を目的に訪れましたが、「多摩湖」の果てしない広さと、あまりの美しさに時間を忘れて眺めてしまいました。
遠くには数々の山が見えます。案内板には、御岳山や鷹ノ巣山、雲取山など22もの山の名前が記されています。
多摩湖の堰堤(えんてい)はとても広々としており、ゆとりがあります。
多摩湖駅の方からアクセスすると、堰堤から多摩湖を眺めながら、遠くに「村山下貯水池第一取水塔」が見える絶景を楽しみながら歩くことができます。
ススキの原っぱも合わせて訪れて
多摩湖の堰堤より東側は「狭山公園」となっています。園内には”ススキの原っぱ”と呼ばれる場所があり、自分の背丈より高いススキの間を歩くことができます。
堰堤からは、「村山下貯水池第一取水塔」近くにある階段を下ると、ススキの原っぱの近くに降りることができます。
多摩湖・村山下貯水池第一取水塔は都心から手軽に行ける大自然の絶景スポット
新宿からも手軽にアクセスできる場所に、このような大きな湖があることにも驚きましたし、なにより慌ただしい日常を忘れるような景色にとても癒されます。
紅葉の名所でもありますので、もう少し秋が進んだら、また違う景色が見られそうでワクワクします。
村山下貯水池第一取水塔
住所:東京都東大和市多摩湖4−644
公式サイト(外部リンク)