絶対やめて!「混ぜるな危険」は混ぜなくても危険です!
こんにちは、ハウスクリーニングアドバイザーのりんごです。
先日某SNSで「混ぜるな危険」の洗剤を混ぜないで使用し、有毒ガスが発生して体調が悪くなり大変だった。という投稿を見かけました。
上記文章を読んだ限り「混ぜなかったのだから安全だったんじゃ?」と思う方も多いはず。
実は混ぜなくても一緒に使うのは危ないのです!
こちらを今回薬剤師でありハウスクリーニングアドバイザーでもあるりんごが解説したいと思います。
そもそも何が危険か
なぜ混ぜるな危険と言われるかというと、「酸性洗剤」と「塩素系漂白剤」を一緒に使うと有毒な塩素ガスが発生します。そのガスそを吸うと体調不良になります。
塩素系漂白剤の洗剤や洗浄剤、酸性洗剤には洗剤だけでなく酸性のお酢なども含まれ、日常でも注意が必要になります。
今回何が起こったか
今回の事例を解説します。
バスタブで泡洗浄をし、鏡をクエン酸で掃除をしたところ、2つの洗剤が排水口で合体し有毒ガスが発生
これの何がいけなかったのか
・泡洗浄(塩素系漂白剤)をした後洗い流していなかった
・泡洗浄を洗い流さずにクエン酸を使った鏡を洗い流してしまった
このことより、排水口で2つが合わさり有毒ガスが発生してしまいました。
どうすればよかったのか
ではこの場合どうすればよかったのか。
①泡洗浄剤とクエン酸掃除を別日に行う
これが一番安全な方法です!
別日に掃除をすると成分が混ざり合うことがないので危険が少ないです
②泡洗浄剤をしっかり洗い流してからもしくはクエン酸掃除を先にして洗い流してから行う
同時に行うことで排水口で合わさる可能性が高まります。
片方をしっかり洗い流して排水口もしっかり水を流してから、もう一方の洗剤を使い始める
直接的に混ぜていなくても洗い流していない場合、排水口などで混ざり合い有毒ガスが発生して大変なことになります。
洗剤は正しい知識がないと生死にかかわることもあります!
皆様ご注意ください。