Yahoo!ニュース

【佐賀市】メニューはこれだけ!35年続く佐賀の“瓦そば”。待ち回避は開店すぐか平日がおすすめ。

しろいリンゴ地域webライター(佐賀市)

「瓦そば」とはご存じですか?肉、錦糸卵などをのせた緑色の茶そばが瓦をお皿のようにして運ばれてくる、山口県名物のかわり蕎麦。県外でも味わえるお店はありますが、それが佐賀市の古湯温泉近くにもあるんです。

「瓦そば 田舎」。

佐賀市富士町古湯、「古湯温泉道路」を進むと見えてきます。二手に分かれる道に案内板が建っているので、こちらを右に進んでください。少し行くと温泉街です。

温泉街の雰囲気を感じつつ、背景には山々が並んでいて、澄んだ空気を味わえます。

駐車場は店前に数台分、向かいにも駐車スペースがあります。

入ると厨房前にカウンターが4~5席。そのほかは全て座敷で7卓ありました。以前、休日は18時まで営業されていましたが、コロナ禍以降、昼のみの営業となっています。

13時前に着きましたが、昼時を少し過ぎ、平日だったこともあり並ばずに入ることができました。休日は満席状態が多く並ぶことも。売り切れて早めに閉店することもあるそうです。

奥の座敷席へ。子ども用の椅子や食器もあります。メニュー表を探しているとお店の方が来られ、「何人前にされますか?」とのこと。なんとメニュー表がなく、それも納得、メニューは「瓦そば」と「おにぎり」のみなんです!

トッピングも充実!パリッと茶そばが香ばしい。

瓦そばは1人前が1,200円で大盛り対応はなし。おにぎりは1つ100円です。瓦そば1本!シンプルで揺るぎない姿勢に、ますます高まる期待…!

どどん!こちらは3人前です。茶そばの上に牛肉、錦糸卵、海苔、もみじおろしをのせたレモンがのっています。色合いも迫力も満点!

家の屋根などに使われるものとは異なる種類だそうですが、瓦がお皿となっているのがやっぱりおもしろい!熱々の状態を長く保つこともできます。温かい、甘いつゆにつけて頂きます。

嬉野茶を練りこんだ麺など、具材はそれぞれ佐賀産を使用しているそうです。シンプルに味付けされた牛肉は、麺と一緒につゆに浸して食べると甘みが増します。

細かく切られた錦糸卵はふわふわ。レモンともみじおろしはつゆに絞って味変用に。ぴりっと味が引き締まり、これもまた美味しい!ほんのりとほろ苦さが香る麺は、ところどころパリッと焼き目がついていて香ばしさも味わえます。

もともと瓦そばが好きで、山口県に行くと必ず食べるほど。スーパーでも袋麺が売られていますが、やっぱりフライパンだけで仕上げるのとは違う…!そしてトッピングを充実させるのも、家ではなかなか難しい。久しぶりに本場の味を楽しめて大満足です!

子どもたちも「おいしい!」と大喜び。小さいお子さんもぜひ!
子どもたちも「おいしい!」と大喜び。小さいお子さんもぜひ!

今回は大人2人と幼児2人で3人前を注文しましたが、あっというまに完食!現在は大盛りの提供がないため、しっかり食べたい方は2人前でも良いかもしれません。見た目のボリューム以上に箸が進み、つるっと完食できます。

瓦そばを食べたことがないという方にも、ぜひ食べていただきたい!街から少し離れゆったりとした空気が流れる温泉街エリアで、“佐賀の瓦そば”を味わってませんか?

【店舗情報】
店名:瓦そば 田舎
場所:佐賀市富士町古湯650
営業時間:平日→11:00~14:00
     土日祝→11:00~15:00
定休日:火曜日
支払い:現金のみ
電話番号:0952‐58‐2240

地域webライター(佐賀市)

結婚を機に佐賀に移住して5年。ラスト20代の2児の母。記者の経験を生かしフリーライターとして活動を始め、ローカル情報や経済コラムなど執筆しています。趣味のドライブや料理、お店巡り、旅行などを楽しみながら、タイムリーで楽しい佐賀の情報をシェアしていきます!よろしくお願いします。

しろいリンゴの最近の記事