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清宮克幸氏ら大物ゲストも招く。郡上市で『郡上グローバルラグビー女子セブンス』開催【ラグビー雑記帳】

向風見也ラグビーライター
1月に都内であった「アザレア・スポーツクラブ」の設立会見(左が清宮氏)。(写真:長田洋平/アフロスポーツ)

 昨年まで中央大学ラグビー部の指導にあたっていた元リコーの酒井宏之氏は、行動力のある人だ。いまは岐阜中部の郡上市で、スポーツによる町おこしに取り組む。

 

 まずは郡上Abeja(アベハ)という名の7人制女子クラブチームを新設。2020年の活動開始を目指し、徐々に契約選手を増やしているとのことだ。酒井氏はここでゼネラルマネージャー兼監督を務める。

 それと並行して、オリンピック東京大会時に南米のコロンビアとアフリカのマダガスカルという2カ国の女子ラグビー代表のホストタウン登録を締結。男女7人制ラグビーは、2016年のリオデジャネイロ大会から正式種目となっている。

 酒井氏は、郡上市を大分は中津江村と重ね合わせる。サッカーワールドカップ日韓大会があった2002年、中津江村はカメルーン代表のキャンプ地としてそれまで以上の注目を集めていたものだ。

 与えられた機会をフル活用するのも、この人らしい。コロンビア代表とマダガスカル代表が今年6月17日から9日間、郡上でキャンプを張るのを受け、「せっかくだから」と23日に女子ラグビーの国際大会を企画。中部地区などから計4チームを招き、『郡上グローバルラグビー女子セブンス』を開催するのだ。

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 大会の盛り上がりを期し、酒井氏は持ち前のアイデアと都内での人脈をフル活用する。

 まず大会前日に市内中心部での開会式を企画し、元号が変わる際に徹夜で踊られたことで話題を集めた『郡上おどり』を肝とする。スペシャルゲストには、元明治大学監督の吉田義人氏を招いた。

 当日には、参加チームである「アザレア・セブン」を運営する一般社団法人「アザレア・スポーツクラブ」の代表理事である清宮克幸氏、また元日本代表の畠山健介氏も来場予定だ。

ラグビーライター

1982年、富山県生まれ。成城大学文芸学部芸術学科卒。2006年に独立し、おもにラグビーのリポートやコラムを「ラグビーマガジン」「ラグビーリパブリック」「FRIDAY DIGITAL」などに寄稿。ラグビー技術本の構成やトークイベントの企画・司会もおこなう。著書に『ジャパンのために 日本ラグビー9人の肖像』(論創社)『サンウルブズの挑戦 スーパーラグビー――闘う狼たちの記録』(双葉社)。共著に『ラグビー・エクスプレス イングランド経由日本行き』(双葉社)など。

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