人生に悩んでいる人へ。ヘレン・ケラーの名言「顔はいつも太陽の方へ…」英語&和訳(偉人の言葉)
こんにちは!ほんやく検定1級翻訳士の鈴木隆矢です。
今回はヘレン・ケラーの名言をご紹介します。ヘレン・ケラー(1880~1968年)はアメリカの作家、社会福祉活動家です。
今回は人生に悩んでいる人に届けたいヘレン・ケラーの名言をご紹介します。
ご紹介する名言につきましては、BrainyQuote というアメリカのサイトに記載されているものをGoogleの書籍検索にかけ、それが英語圏の複数の書籍で使用されていることを確認の上、その人物の言葉として記事に掲載しております。
古い人物の言葉ですとそれが本当にその人物の言葉なのか確認が難しい場合もございますが、複数の書籍で使用されている言葉であれば、それがその人物の考えを反映した言葉であると判断できるのではないかという考えのもと記事を執筆しております。
人生に悩んでいる人へ。ヘレン・ケラーの名言「顔はいつも太陽の方へ…」英語&和訳(偉人の言葉)
「顔はいつも太陽の方へ。そうすれば影なんて見えないでしょ」
ヘレン・ケラー(アメリカの作家・社会福祉活動家)
全ては一時的なもの。その人の悪い部分だけを見ない。良い部分が現れるのをじっくり待つ。
私の母はマイナス思考なのですね。取り越し苦労をするのですよね。お父さんが交通事故に遭ったらどうしようだとか、けがをしたらどうしよう、病気になったらどうしようと。物事を悪い方に解釈しがちなのですよね。
私はどちらかというとプラス思考な方だと自分では思っていて、母を見ているといら立ちを感じることがあるのですよね。なんでそんなに悪い方にばかり考えるのだろうと。
そこからけんかになってしまうこともあるのですね。
人の悪い部分だけを見ない
どんなにマイナス思考な人でも24時間愚痴しか言わない人などいませんよね。前向きなことを言うことだってある。プラス思考になることだってある。その人の悪い部分だけを見てはいけない。マイナス思考なところだけを見てはいけない。
仏教に「五蘊(ごうん)」という言葉があるそうなのですね。これは人間を構成する五つの要素を指すのだと。
- 色(しき)→肉体・物質
- 受(じゅ)→感覚(感覚器官を通して得られる心地よい感覚、不快な感覚、そのどちらでもない感覚)
- 想(そう)→イメージ(「受」を感じた後、頭に思い浮かぶもの)
- 行(ぎょう)→意志(行動を起こす前のその意志)
- 識(しき)→判断、認識(受・想・行を取りまとめるもの)
季節は変わる。春になれば花が咲き、秋になれば葉は枯れる。諸行無常。この世の全ては常に変化している。
人間もその例外ではないのですよね。肉体も精神も、人間を構成するあらゆる要素は常に変化している。永続するものなど何一つない。全ては一時的なもの。いずれ変わる。そこに執着する必要などどこにもない。
川の流れのようなものなのだと思うのですね。川の流れは常に変化していますよね。同じ水が同じ場所にとどまるということは決してない。「川」という言葉を使ってその流れを指し示してもその中身は常に変化している。
人間も同じなのですよね。細胞は新陳代謝を繰り返し、思考は常に変化している。その変化の過程を「私」と呼んでいるだけで、そこに実体はないと。
愚痴を言ってもマイナス思考になっても、またしばらくすればその人の明るい部分だって見えてくるはず。その人の悪い部分は見て見ぬふりをすればいい。諸行無常。全ては一時的なもの。その人の良い部分が現れるのをじっくり待つ。
人生に悩んでいる人へ。「幸せ」に関する世界の偉人の名言3選
いかがでしたでしょうか?今回はヘレン・ケラーの名言をご紹介しました。
私が運営しているブログ『ほんやく検定1級翻訳士の【英会話フレーズ集】』の『ヘレン・ケラーの名言集【英語原文と和訳】』(外部リンク)という記事では、今回ご紹介したものを含めて、ヘレン・ケラーの名言を22句ご紹介しております。興味のある方はそちらもご覧ください。
また、私のブログ『ほんやく検定1級翻訳士の【英会話フレーズ集】』の『「幸せ」に関する名言集【英語原文と和訳】』(外部リンク)という記事では、「幸せ」に関する世界の偉人たちの名言を41句ご紹介しております。興味のある方はそちらもご覧ください。
では、最後に「幸せ」に関する世界の偉人の名言を3句ご紹介します。
「苦悩の迷路から抜け出す唯一の道は許すことである」
ジョン・グリーン(アメリカの作家)
「幸せとは幸せを求めないことである」
荘子(古代中国の思想家)
「人の行動は思い通りにならないが、それに対してどう反応するかはあなた次第である」
ロイ・T・ベネット(アメリカの作家)
お読みいただき、ありがとうございました!