GWは東京で新緑を浴びよう!高尾山"じゃないほう"の山、「御岳山」で手軽な日帰りハイキング
行動制限のないゴールデンウイーク、みなさまいかがお過ごしでしょうか?
「観光地は超混雑」「ホテルはどこも予約できず」……でしょうか。私もそんな状況です。
大賑わいのGWだからこそ、できるだけ密を避けて空いているところでのびのびしたいもの。だからこそ今回はタイトル通り、東京都青梅市にある「御岳山(みたけさん)」に行ってきました。
「東京の山」と聞いたら、知名度のある「高尾山」を思い浮かべる人が多いと思います。しかし!東京の西の方は高尾山以外にも、たくさんの山々に囲まれています。
そのなかでも、「まるで高尾山のように」ケーブルカーで登れて、初心者でも気軽なハイキングができる山が御岳山です。私は比較的地元が近いため、小学生のころ遠足で訪れていました。そのくらい、老若男女問わず登れる山です。
今回は「ロックガーデン」を中心に、新緑のマイナスイオンたっぷりでお送りします。東京都近郊に住む方はぜひ、GWの晴れた日、日帰り旅行に行ってみてくださいね!
新緑の大本命!ロックガーデン
「ロックガーデン」とはその名の通り、苔むした巨石や奇石に囲まれた日本庭園のような散策道。新緑のこの時期がぴったりな御岳山マストスポットです。
ロックガーデンへは、御岳山ロープウェイを使って中腹まで登ってから、案内板に従って散策道を30分ほど歩いていくと到着します。「高尾山より空いている」といえども、日常的に観光客が訪れているので、道がきちんと整備されていて安心感がありますよ。
↑まだ「ロック」ではない中腹の道はこんな感じ。すでにマイナスイオンたっぷりです。アップダウンは少なめなので、さくさく進むことができます。
さあ、ロックガーデンに入ります。
いちめんの新緑!!!春の芽吹きを全身で感じることができます。きっと夏、秋、冬には別の顔を見せてくれるのでしょうが、新芽の青々しい光景を見れるのは今だけ!GWがジャストシーズンです。
ロックガーデンの最終地点「綾広の滝」
ロックガーデンは御岳山の中腹から綾広の滝までを繋いだ遊歩道。この滝が実質ゴールとも言えるでしょう。
高さはおよそ10m。御岳山の山頂にある「武蔵御嶽神社」の滝行にも使われる、神聖な滝です。水量が多いわけではないので、バシャバシャとダイナミックな音がする滝ではないですが、周りの苔むした雰囲気も相まって、清涼感のある心地よい空間でした。
お手軽クライミング体験「天狗岩」
この信じられないくらい大きな1枚の岩が、「天狗岩」。ロックガーデン入口付近にそびえたちます。高さ10mくらいはある体感です。ロックガーデンを歩いていても、これほどまでに大きな岩は見かけませんでした。
ちらりと鉄の鎖が巻かれているのが写真に写っていますが、なんとこの岩、誰でも登れます。
登ってみましょうか。
荷物を全部置いて、知人に撮影を託し、撮れたのはここまで。
この岩肌の先には頑丈な木の根が網目のように張り巡らされているので、そこに足をかけて登っていきます。(鉄の鎖は一番上まであるので命綱として握っておけます)
木の根がびくともしないほど太く頑丈だったので安心感はありましたが、それでも高所恐怖症の方には厳しいかも。緊張感のあるプチクライミングが体験できます。
山頂には小さな天狗の銅像がありました。これは登り切った人だけ見ることができますので、チャレンジャーはぜひ登頂を目指してください。
山頂=神社!「武蔵御嶽神社」
せっかく山に来たので、山頂にも行きましょう。
この御岳山、いわゆる「山頂」と聞いてイメージするような、「標高○○○m」の標識や、見晴台・望遠鏡などがあるわけではありません。山頂には神社がそびえたつ、とっても神聖な山なんです。
ということはつまり、参道=山頂までのラストスパート。ヒイヒイ言いながら急坂を登っていきます。
拝殿に到着!東照宮を思わせるような真っ赤な社と、鮮やかな装飾です。
ここで祀られているのは「おいぬさま」ことニホンオオカミ。「いぬ」にゆかりのある山だからこそ、たくさんの人が愛犬を連れてロックガーデン散策や登山を楽しんでいたんですね。わんこたちの底知れぬ体力に、人間は圧倒されていました(笑)。
狛犬の位置においぬさま(二ホンオオカミ)がいたり、ぶたのような生き物がいたりと、ちょっと他の神社とは違う楽しさがありました。ぜひ武蔵御嶽神社ならではのものを、観察して見つけてみましょう。
GW、せっかく外出するなら御岳山へ!
以上、今回は御岳山の魅力を実体験をもとに紹介しました。
GW、「どこもどうせ混んでいるし」と諦めるのにはまだ早い!御岳山なら予約もいらず、思い立ったらその日に、電車とロープウェイを乗り継いで気軽に行くことができます。しかも、今だけの新緑でマイナスイオンを浴び、山頂でお参りもできるパワースポットです。
東京で日帰りの非日常、味わってみませんか?
御岳山のアクセスはこちらから→アクセス | おうめ観光ガイド
マニアックなスポットへの散歩や旅に興味のある方は、ぜひフォローしてくださると嬉しいです!ではまた次の旅で。