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イマーシブ・フォート3階に不気味な隠れスポット発見…ひっそり雰囲気に没入する「ぼっちイマーシブ」レポ

ぼっちのazumiさんマニアックひとり旅ライター

2024年、お台場にあるヴィーナスフォートの跡地にオープンした、世界初のイマーシブ・テーマパーク、「イマーシブ・フォート・東京」。

「1人で行っても大丈夫だろうか?」と思っている人、大丈夫です!!
アトラクションでワイワイ盛り上がるのもいいけれど、せっかく1人で行くならゆったりと、館内の装飾や雰囲気を堪能してみませんか?

今回はぼっちでテーマパークによく行く筆者が、イマーシブ・フォート・東京内で見つけた、意外な穴場やグッとくる装飾を紹介します。

ぼっちは3階に行こう

イマーシブ・フォート・東京は2階/3階の構成。2階には入口や中央のステージ「ゴールデンプラザ」があり、いつでもたくさんの人でにぎわっています。

3階は打って変わって、しんとした雰囲気。アトラクションとしては「ジャック・ザ・リッパー」などがありますが、16時に閉演だったのもあってか、この日はほとんど人が来ないエリアとなっていました。

そんな人気(ひとけ)のない3階を歩いていて、一番ゾッとしたのがエレベーター裏のこの場所。

暗っっっっ!!!!

通りかかったカップルが「なんだここ……」と言って避けていくのが見えました。

ファミリーやカップルの来ない、隠れスポットを見つけてしまったかもしれません。

さすがに暗すぎるので、写真の明度を上げています。それでも暗いです。

ジャック・ザ・リッパーをイメージしたおどろおどろしいBGMのかかる廊下を進むと、庭?玄関?のようなものが見えてきました。

ジャック・ザ・リッパーのスタッフ出入口でしょうか。または、アトラクション出口とか、避難通路とか……。鍵がかかっていてここから先は進めません。とくに「STAFF ONLY」などの掲示は見当たりませんでした。

本当に暗くて見えにくいですが、石碑のようなものに、英字でたくさんの名前が刻まれています。切り裂きジャックの被害者だろうか……。

ほとんど人の来ない空間で、じっとり、湿っぽい怖さを存分に味わうことができました

ここは行き止まりなので、上って階段のほうへ引き返しましょう。

階段からすぐ見えるのは、ゴールデンプラザをぐるっと囲む吹き抜けの廊下。

ここは明るくてにぎやかで安心しますね。さっきのホラーな場所から数十メートルしか離れていないのに……。ゴールデンプラザでショーを開催しているときは、3階のこの場所から観賞している人もいました。ショー中は混むので、ここは「隠れスポット」ではないですね。

さて、廊下をぐるっと周ってたどり着いた場所にはベンチが置いてありました。休憩ゾーンのようですが……、

いや、ここも暗っっっっ!!!!

奥のベンチに腰掛けて廊下側を見るとこんな光景です。

ここを通りかかる人は、スタッフさんくらいしか見かけませんでした。

ジャック・ザ・リッパー終演後にひっそり座っていたら、誰にも見つからないかも……。

エレベーター前の謎の庭より怖さはないものの、2階との静と動のギャップにクラクラしてしまいます。「アトラクションで騒ぎすぎて疲れた」なんて人が休むのにもいいかも。

静かな「裏」イマーシブ体験をしたいときは、ぜひ3階へ。

絶妙な「汚れ加工」と、立ち入り禁止のロマン

イマーシブ・フォート・東京は、ヴィーナスフォートという商業施設を活用した施設であるということは、みなさんご存知の通り。

街の構造や天井などは、かなり「そのまんま」活用されているのですが、実は細かく「汚れ加工」が施されているようです。

見てください、この「2」から漏れ出すような汚れとさび付き。もちろんわざとです。

ここ以外にも、あちこちに細かな汚れが施されていて、単なる「ヴィーナスフォートの居抜き」ではないことを思い知らされます

なお、イマーシブ・フォート・東京は2階・3階の施設なので、1階へ降りる階段は立ち入り禁止になっています。

大きな「NO ENTRY」の文字
大きな「NO ENTRY」の文字

これ以上下に行くことはできませんが、螺旋階段は覗きたくなってしまうもの……。

1階か、地下1階の地面までしっかり見えました。

「あの先には、ヴィーナスフォートのままの壁があるのだろうか……」なんて、在りし日のヴィーナスフォートに想いを馳せることができるスポットです。もちろん、実際に下には降りないでください。

屋内テーマパークだからこその、ポスターの「剝がれ感」

3階に至る階段を含め、パーク全体に貼られているのが、このようなポスターやチラシ。

よーく見ると、ちょっと剥がれていたり、浮いていたり、汚れていたりするんですよね。もちろんこれもわざとです。

2階「裏路地」でも見ることができる
2階「裏路地」でも見ることができる

このようなポスターは舞浜のテーマパークでも見かけますが、すべてのポスターをわざとふんわり貼ったり、ちょっと剝がしておいたりできるのは、「完全屋内のテーマパーク」だからこそではないでしょうか。

一つひとつ個性のあるポスターを眺めるだけでもあっという間に時間が過ぎていきます。

以上、今回はイマーシブ・フォート・東京のちょっとマニアックな「裏面」っぽいエリアを紹介しました。

みんなで盛り上がって楽しい「表面」も見たい方は、ぜひ1つ前の記事もご覧ください!

マニアックなスポットへの散歩や旅に興味のある方は、ぜひフォローしてくださると嬉しいです! ではまた次の旅で。

マニアックひとり旅ライター

ひとり旅、ひとり散歩が好きなライターです。観光ガイドに乗っていないような裏スポットや、日常では通り過ぎてしまうようなニッチな場所によく出没します。「知らなかった、自分も行ってみたい」と思ってもらえるような情報をお届けします!

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