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【佐世保市】6月30日(日)佐世保市動物愛護センターで犬の譲渡会!アニマルレスキュー佐世保と共同開催

花野りこ動物大好きWebライター(佐世保市)
写真提供:アニマルレスキュー佐世保さま 譲渡会に参加予定の「くう君」

6月30日(日)「佐世保市動物愛護センター」にて、25回目の譲渡会が開催されます。今回は「犬の譲渡会」で、佐世保市で活動中の個人ボランティアグループ「アニマルレスキュー佐世保」との共同開催です。

「佐世保市動物愛護センター」の職員さんと「アニマルレスキュー佐世保」のメンバーの方に、譲渡会と収容犬、保護犬たちについてお話を伺いました。

佐世保市動物愛護センター

写真提供:佐世保市動物愛護センターさま
写真提供:佐世保市動物愛護センターさま

2021年10月に設立された「佐世保市動物愛護センター」(以下「愛護センター」という)。業務内容は、狂犬病予防法や動物愛護管理法に基づくものです。

職員さんたちは、犬猫の飼い主への適正飼育指導や収容された犬猫の譲渡に力を入れて、日々頑張っています。

譲渡会の目的は、もちろん、ワンちゃんたちに新しい家族を探すことです。それと同時に、適正飼育などの啓発も行います。

アニマルレスキュー佐世保

写真提供:アニマルレスキュー佐世保さま 譲渡相談会の様子(2023年11月)
写真提供:アニマルレスキュー佐世保さま 譲渡相談会の様子(2023年11月)

今回、「愛護センター」と共同で譲渡会を開催する「アニマルレスキュー佐世保」(以下「ARS」という)は、2010年2月に活動を開始した個人ボランティアグループです。

「ARS」のメンバーは、「家族として大切に飼われているワンちゃんがいる一方で、殺処分されるワンちゃんもいる…」と、その当時の佐世保市の現状を知りました。

そして、その殺処分数を一匹でも減らしたいと、佐世保市犬管理所(当時)の収容犬たちを保護し、里親さんを探す活動を始めます。

その後、「ARS」の念願だった「佐世保市動物愛護センター」も設立され、佐世保市の犬の殺処分数は、ほぼゼロとなっています。

「ARS」は、約10名のメンバーで活動中です。現在の活動内容は、譲渡会の開催や収容犬(愛護センター)の情報発信、迷子札作成・推進など。メンバーはそれぞれ、ボランティアトリミング、ワンちゃんの預かり、フリマ販売なども行っています。

「ARS」が、これまでに保護したワンちゃんは、167匹。そのうち、163匹のワンちゃんが新しい家族に迎えられました。そして、4匹は現在里親さん募集中のワンちゃんたちです。

譲渡会に参加予定のワンちゃんたち

今回の譲渡会には、7匹のワンちゃんたちが参加予定です。「愛護センター」から2匹、「ARS」からは5匹の参加予定。それぞれ、里親さんを募集中のワンちゃんたちをご紹介します。

「佐世保市動物愛護センター」から参加のワンちゃんたち

①くう君

写真提供:佐世保市動物愛護センターさま
写真提供:佐世保市動物愛護センターさま
  • 保護日:2023年9月26日
  • 推定年齢:12歳位
  • 職員さんからのアピールポイント:くう君のチャームポイントは、何といっても可愛い笑顔。お散歩も上手です。無駄吠えもなく、トイレはお外でします。

くう君の詳細はこちら

②しずくちゃん

  • 保護日:2024年2月9日
  • 推定年齢:17歳位
  • 職員さんからのアピールポイント:老犬特有の大人しい性格をしています。寝ていることが多いですが、穏やかで一緒にいて癒されるのではないかと思います。

しずくちゃんの詳細はこちら

「アニマルレスキュー佐世保」から参加のワンちゃんたち

③パンナちゃん

画像提供:アニマルレスキュー佐世保さま
画像提供:アニマルレスキュー佐世保さま
  • アピールポイント:とても優しいパンナちゃん。いつも尻尾を振ってくれる可愛い女の子。ちょっと見えてるベロがチャームポイントです。

④かりんちゃん

画像提供:アニマルレスキュー佐世保さま
画像提供:アニマルレスキュー佐世保さま
  • アピールポイント:ちょっと怖がりで、人に慣れるのには時間がかかりますが、わんこは大好きで、自分から遊びに誘います。相性が良ければ、先住犬さんとも仲良くできるのではないかと思います。

⑤ぷりん君

画像提供:アニマルレスキュー佐世保さま
画像提供:アニマルレスキュー佐世保さま
  • アピールポイント:くりくりお目目のぷりん君。抱っこはまだ固まってしまいますが、本当は甘えん坊でオモチャで遊ぶのも大好きです。

⑥幸太君

画像提供:アニマルレスキュー佐世保さま
画像提供:アニマルレスキュー佐世保さま
  • アピールポイント:元気いっぱいで、お散歩が大好きです。嬉しいとクルクル回りアピール。甘えん坊で抱っこも大好きです。お口が出ることがありますが、どんなときにお口が出るのかを理解できれば穏やかに過ごせます。(※人馴れ訓練中のため、今回はチラシ参加です)

⑦茶助(さすけ)君

画像提供:アニマルレスキュー佐世保さま
画像提供:アニマルレスキュー佐世保さま
  • アピールポイント:小学校の登校見守りなどをしていたからなのか、人見知りは全くありません。人懐っこいので誰からも愛されると思います。幼く見えるお顔がチャームポイントで、まだまだ元気いっぱいのかわいい男子です。

以上、7匹のワンちゃんたちが、譲渡会へ参加予定です。なお、当日体調などの理由で不参加のワンちゃんがいる可能性もあります。(チラシのみでの参加)また、譲渡会までに里親さんが決まっている場合もありますので、ご了承ください。

「佐世保市動物愛護センター」と「アニマルレスキュー佐世保」からのお願い

ワンちゃんたちには、譲渡条件があります。
ワンちゃんたちには、譲渡条件があります。

今回、「愛護センター」から譲渡会参加のくう君としずくちゃんは、元飼い主からの引取りでした。保護当時、2匹とも十分なお世話がされておらず、健康上の問題もありました。

しかし、「愛護センター」に収容後は、職員さんたちからの愛情やお世話、そして、治療を受けたおかげで、譲渡会に参加できるまでになったのです。

職員さんは、ワンちゃんを迎えるときは「一時の飼いたいという気持ちだけではなく、最期まで責任を持って飼えるのか」ということを考えて欲しいと話されました。

「ARS」からも、飼い主さんの「終生飼養」と「自分に何かあったときのことも考え、ワンちゃんを迎えて欲しい」とのお願いがありました。

そして、「ARS」から、佐世保市民の皆さんへのメッセージです。

私たちボランティアは、特別な人間ではなく、皆さんと同じように家庭や仕事もあります。その中で、悲しい思いをするワンちゃんたちが1匹でもいなくなることを願い、自分たちにできる範囲での活動です。

私たちの他にも個人で、里親探しや啓発などを頑張っている方もたくさんいます。

こういった活動以外にも、周りの人に「愛護センターの収容犬」「保護犬」のこと、そして、迷子札の大切さを伝えることなども、立派な活動になると思います。

人間と同じ生きものであるワンちゃんたちの大切な命を、皆さんの優しい気持ちで守っていただけたら嬉しいです。

「愛護センター」の職員さんからは、悲痛のメッセージもいただきました。

とても悲しいことに、佐世保市では、子猫の遺棄が相次いでいます。

これには、罪の意識がないのではないか、あえて人通りが多い場所に捨てられるケースでは「誰かが拾って助けてくれるだろう」という安易な気持ちもあるのでは…と、職員さんはお話しになりました。

しかし、動物の遺棄・虐待は、犯罪です!このことを忘れず、絶対に止めて欲しいと訴えます!

動物たちの命を一生懸命に助けている方々がいる一方で、これはとても残念で悲しいニュースです…。「動物にも優しい街・佐世保市」になって欲しいと心から願います。

最後に…

これから、ワンちゃんを家族に迎えたいと思っている方、ワンちゃんたちのために何かボランティアをしたいと思っている方、ぜひ今度の「犬の譲渡会」に足を運んでみてください。可愛いワンちゃんたちが待っていますよ!

ワンちゃんたちに、素敵なご縁がありますように…。

犬の譲渡会(第25回)

  • 場所:佐世保市動物愛護センター
  • 日時:6月30日(日)13:00〜15:00
  • 主催:佐世保市動物愛護センター&アニマルレスキュー佐世保

詳細はこちら

【佐世保市動物愛護センター】

【アニマルレスキュー佐世保】

動物大好きWebライター(佐世保市)

佐世保市在住。動物が大好きです。保護わんこ1匹&保護にゃんこ3匹と暮らしています。2023年、職業訓練(Webデザイナー・制作)卒業、長崎県在宅ワークスキルアップ講座(ライティングコース)修了。ご縁があり「Yahoo!エキスパート地域クリエイター」の佐世保市担当となりました。佐世保市の楽しい話題や役に立つ情報をお届けします。どうぞよろしくお願いします。

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