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【佐賀市】創業93年!愛され続ける老舗甘味処で、絶品ぜんざいに溺れる…

しろいリンゴ地域webライター(佐賀市)

少しずつ涼しくなってきた、今日このごろ。お茶の時間にも、温かいスイーツが食べたくなる季節がやってきました。今回、ご紹介するのはこちら。

甘味処「しるこ 一平」。

白山1丁目、県道29号の「白山一丁目」を西に曲がってすぐ。看板、暖簾、メニューとして展示された食品サンプル、そのどれもが昔ながらの懐かしい雰囲気…それも納得。今年、創業93年を迎えるそうです。

店舗の専用駐車場がないため、筆者はこちらを利用しました。お寺の敷地内で受付所があり、鍵を預けて車を離れました。周辺のコインパーキングが埋まっていることも多い中、なかなか穴場かなと思います。

いざ、店内に入ると…中もとってもレトロ。テーブル席がいくつかあり、大人と幼児の2人で座るとちょっとぎゅうぎゅうな椅子。卓上のメニュー表は写真付きで、ぜんざいは温かいものと冷たいもの、そのほかかき氷やミルクセーキ、あんみつなどなど、和のスイーツが並んでいます。席に着くと注文を聞きに来られます。

壁にも手描きのメニューが掲示されていました。なんとも趣深い。こちらのお店で特に有名なのが「あわぜん」。白くてまとまりある餅ではなく、黄色い粒状の“粟(もちきび)”とこしあんを合わせたもの。迷いましたが…もともとお餅、中でも焼き餅が大好きな筆者。秋らしさも兼ねたメニューにしました。

「栗ぜんざい」(800円)。お口直し用に漬物もついてきます。小ぶりなお椀ですが、フタをあけると甘い香りと湯気、中にはたっぷり粒あんが詰まっています。

あずきは、こだわりの北海道産大納言。大粒でほくほく!体にじんわりと沁みる温かさと甘さ。

軽く焼かれた表面はパリッとしており、中はとろっと、伸びの良い焼き餅。汁の甘さを中和する香ばしさとシンプルな味わい、ほっとする。絶妙な焼き加減で、これだけで何個も食べたいくらい…。

こちらは、「冷やししるこ」(600円)。こちらはもちもちの白玉団子が入っています。猫舌の方もグイッと飲める、贅沢な冷たいぜんざいは夏場も美味しそう。

甘~いぜんざいの間にちょこちょこ摘まむ漬物が、またいい仕事をしています♪運ばれてきたときは「少し小ぶりかな」と思った器も、あけて噛みしめるように食べると、甘さと温かさ、小豆のほくほく感などで、すごい満足感。そうそう、こういうぜんざいが食べたかった!と思えるスタンダードさもありながら、この一杯だからこそ味わえる貴重さも感じます。

この日は閉店間際に訪れたので、待たずに入店することができました。オープンは12時で営業時間が短い上、ファンも多くお客さんが絶えないお店。食べるたびに納得する、奥深い和スイーツの美味しさを堪能できる場所です。小窓からのぞくようなかたちで支払いを済ませ、温かい笑顔で見送っていただきました。

【店舗情報】

店名:しるこ 一平

場所:佐賀市白山1丁目2-20

営業時間:12:00~16:30

定休日:月曜日、金曜日

駐車場:無

電話番号:0952‐25‐0535

地域webライター(佐賀市)

結婚を機に佐賀に移住して5年、2児の母。趣味は料理、ドライブなど。記者の経験を生かし、フリーライターとしてローカル情報や経済コラムなど執筆中!日々のお出かけでふらっと立ち寄った場所などで、掲載の許可と取材にご協力頂いております♪よろしくお願いします。

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